累計視聴者数7400万越えという快挙を成し遂げた、「新しい地図」の72時間ホンネテレビ。

意外にも筆者の周囲では「観なかった」「情報だけネットで見た」という人が多く、ようやく見つけた「3日間観続けて、泣いて笑った」というアラサー&アラサー超えと、感動を分かち合おう集まった瞬間、全員のスマホに届いた「東尾理子さん第3子妊娠5か月」のニュース!

記事の見出しに「不安」だの、ご主人である石田純一さん(64歳)の「驚いた」だのという言葉が躍っていたこともあり、最初はうっかり(!?)できてしまったのかと思ってしまった私たち。

「41歳と64歳の自然妊娠って奇跡的じゃない?」「年上婚、大いにアリな気がしてきた!」と一気にもり上がった一方、「経産婦だと妊娠しやすいのかなぁ……」「3人かぁ、経済的には大変だろうけど……いいなぁ……」「っていうか、男性って本当に老年になっても子供が作れるんだね……」ともやもや、ブツブツ言いながらスマホをいじります。

結局、記事本文を読んだところで体外受精ということがわかり、「41歳ならよっぽどそっちのほうが自然よね」と自然妊娠だと勘違いしていた自分たちに苦笑いです。

東尾理子さんのブログコメントによると、ふたり目を授かったときに胚盤胞まで育った凍結胚での体外授精だったそう。つまり今回のおめでたは夫婦で望んだ妊娠であり、「驚いた」というのは、「年齢的に、ちゃんと育つかどうか心配だったけど5か月になった!」ということなのでしょう。

体外授精も、年齢とともに、その成功率が低くなっていくと聞きます。日本産婦人科学会の2014年の統計発表によると、40歳での体外授精の出産率は8.1%とか。その中でのご懐妊は、なんともめでたい!

41歳で3人目、これからさらに新しい命を育てるのは体力的にも大変かもしれません。しかし、かわいいんだろうなぁ。欲しいと思うのだろうなぁ。

凍結卵子で、「産む」ことを選択できるとしたら……

筆者の友達にも40歳で結婚し、以降不妊治療を続けて43歳でお子を授かった女性がいます。その子が2歳になったときに会ったのですが、「もうひとつ、うまく育った卵子があって、凍結させているんだけど、少し落ち着いたら、その子も産んでみたいと思うんだぁ」とうっとりした顔で言っていました。

他人からしたら、え、46歳でもうひとりって、定年のときまだ高校生だよ!と余計な心配をしてしまいますが、かわいいんだろうなぁ。せっかくいい感じで育っている卵子があるのにもったいないと思うのだろうなぁ、としみじみしました。

彼女曰く、不妊治療は「うまくいってもそうでなくても高級車が1台買えるくらいかかる」そうで、「体の負担もすごく大きいんだよね。痛いし、怖いし。そんな中で成功したから、やっぱり嬉しくて、欲が出ちゃうんだよ」と言っていました。

「卵子が元気に育っていますよってお医者さんから聞くと、もう、それは自分の子供のような気がするんだよね」とも言っていました。

医学的にどこからが生命と言えるのか、わからないですが、そうか、卵子がすくすくと育っていると考えるとそれだけで嬉しくて、凍らせておくのはもったいないって思うんだろうなぁということは理解できました。たとえ、高齢出産のリスクがあろうとも。

「そうか、卵子を取っておけばいいのかぁ」。「72時間ホンネテレビ」を語りに来ていたアラサーから、ポツリと声があがりました。と同時に、みんなの「凍結卵子」検索がはじまりました。

婦人科のホームページによると、「未受精卵の凍結保存を解凍したときの妊娠率はさほど高くない」というのが現状のよう。んー、残念!彼女は「でも、今じゃなくて、いつかって思っている場合、若い卵子のほうが、そのときの卵子よりも元気なのは確実なんじゃない?」と前のめりです。

「卵子は35歳以降、急速に老化し始める」と言いますから、彼女の言うことも一理あります。

産まない自由があるとすれば、産む自由もあります。

以前、産科と婦人科の先生による女性ホルモンの連載を担当していたことがあります。そのときに、先生が「人間は老化はします。年齢があがればその分妊娠・出産には若い時期にはなかったリスクが伴います。

でも、出産する時期のために、女性のライフスタイルの自由度が限定されることは、社会としてあってはいけないこと。私たちは、いつでも、女性が産みたいときに産める環境をつくるために、全力を尽くすだけなんです」と話していました。

これ、もう10年以上前の話です。今もなお、医学は進化しているでしょう。
「若い卵子を凍結してあるから、いつ結婚してもオケー!」ということにはならないけれど、毎年毎年「今年も結婚できなかった……。もう子供は産めないかもしれない……」とネガティブで苦しい日々を送ってしまうのであれば、安心材料にはなる、のかなぁ……。

「未来の自分の家族づくりのために現状一番若い卵子を取っておきたいですか?」その2では、婚活中の独身OLに卵子凍結についてどう思うか聞いてみました。〜その2〜に続きます。

理子さんおめでとうございます。「できるものなら子が欲しい」という人にとっては羨ましいばかり。