訪日する新港奉天宮の何達煌董事長(右)ら

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(嘉義 8日 中央社)南部・嘉義県の道教寺院、新港奉天宮の訪問団約40人が9日、臨済宗妙心寺派の大本山・妙心寺(京都府)を訪れる。両寺院の縁が結ばれて90年を迎えることと、神仏の相互勧請6周年を記念するためで、法会や日本の宗教関係者を集めた座談会などが開催される。

新港奉天宮の何達煌董事長(会長)によると、同宮は1928(昭和3)年、妙心寺から昭和天皇の長寿を願う「今上天皇御寿牌」や保管のための奉安庫、証書、写真などを贈られ、約90年間大切に保管してきた。今上天皇御寿牌は2013年、嘉義県の有形文化財に指定されている。

相互の連絡が途絶えた時期があったものの、2009 年に再び妙心寺霊雲院との交流が始まり、2011年に相互に神仏(新港奉天宮の媽祖と妙心寺の観音菩薩)を勧請した。今回の法会に際し、台湾に移された観音菩薩像が6年ぶりに里帰りするほか、日本の媽祖像の更衣も行われるという。

媽祖は台湾で広く信仰されている航海の安全を守る女神。新港奉天宮は歴史ある双方の交流をより深めるため、今回新たに妙心寺天球院、妙心寺派の本光寺などにも媽祖像を寄贈するとしている。

(黄国芳/編集:塚越西穂)