欧州遠征のメンバーから外れた香川。ロシア・ワールドカップのメンバー入りは厳しくなったか。写真:サッカーダイジェスト

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 10月31日のメンバー発表で、日本代表のシンボル的存在でもある香川真司、本田圭佑、岡崎慎司の3人が揃って落選。ブラジル(試合はフランスのリールで10月6日に行なわれる)、ベルギー(試合はベルギーのブリュッセルで)と対峙する今回の欧州遠征はロシア・ワールドカップを想定した連戦のはずが、とりわけ攻撃的MFの3人はテスト色の強いメンバー構成になった。

 果たして、キャップ数がまだ一桁の倉田秋、現政権下で初招集の森岡亮太、そしてA代表初選出の長澤和輝は今回、正真正銘の強豪2か国を相手に実力を発揮できるのか。香川の今後を占う意味でも、彼らのパフォーマンスは見どころのひとつになる。もしひとりも及第点に届く活躍を見せることができれなければ、改めて香川の戦力的価値が見直される可能性がある。

 また、相手ありきで戦術を練るタイプであろうハリルホジッチ監督がどのシステム・戦術を用いるかも興味深い。格上相手だけに、イメージしやすい戦術はロシア・ワールドカップのアジア最終予選、アウェーでのオーストラリア戦で用いた守備から入るスタンスか。当時の本田曰く「相手に”支配させる”」やり方がハマれば、ワールドカップ本大会に向けたチームの骨格も見えてくるかもしれない。

 システムに目を向ければ、従来の4-1-2-3もしくは4-2-1-3か、それとも山口、井手口らをインサイドハーフに置く4-1-4-1か。どんな戦術、どんなシステムを使うにしても、今回の欧州遠征はハリルジャパンの現在地を確かめるうえで重要なテストマッチになる。

文●白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集部)