【MLB】日ハム大谷の争奪戦、米メディアは“ヤンキース推し”!? 地元NY紙も獲得予想
NY地元紙がFA選手の移籍先を予想、ダルビッシュは総額134億円でエンゼルス?
メジャーリーグのストーブリーグが本格的にスタートし、米国では日本ハムの大谷翔平投手への注目度が高まっている。6日(日本時間7日)には、CAAのネズ・バレロ氏を代理人に選んだと米メディアが報道。現在協議中の新ポスティングシステムが合意に達すれば、動きはさらに加速することになる。
新労使協定のもとでは“破格”で大谷を獲得できることから、全30球団が名乗りを挙げるとも言われている大争奪戦。ニューヨークのメディアは、地元ヤンキースが獲得に成功すると予想している。
「ニューヨーク・ポスト」では、今オフのFA選手トップ30を格付けし、移籍先と契約総額を予想した特集を掲載。まず登場するのは、ドジャースからFAとなったダルビッシュ有投手だ。1位エリック・ホズマー内野手(ロイヤルズからFA)、J・D・マルティネス外野手(ダイヤモンドバックスからFA)に続く3位で名前が出てくる。
「彼の悲惨なワールドシリーズでの登板が、どれほど彼の価値を傷つけることになるのだろうか? もしくは、ワールドシリーズで良い登板をしていれば、彼の価値はどれほど上がったのだろうか?」
この短い寸評とともに、移籍先チームは「エンゼルス」と予想。そして、5年総額1億1750万ドル(約134億3000万円)と算出している。年平均では2350万ドル(約27億円)。先発投手ではやはりトップ評価で、大型契約になると見ている。
まさに“破格”の大谷はヤンキースが獲得?
ここから4位ジェイク・アリエッタ投手(カブスからFA)、5位ロレンゾ・ケイン外野手(ロイヤルズからFA)、6位ウェイド・デービス投手(カブスからFA)、7位マイク・ムスタカス内野手(ロイヤルズからFA)、カルロス・サンタナ内野手(インディアンスからFA)と続き、大谷は9位で登場する。
「金額に制限があるため、彼のフリーエージェントは我々が目にしてきたどれとも異なるだろう。誰が彼と契約しようと、最低でも6年は支配下に置くことになる」
新労使協定の下ではマイナー契約でのスタートとなるため、FAになるまでに6年がかかる。記事ではこのことに触れ、契約金として325万ドル(約3億7000万円)がかかると予想した上で、移籍先は「ヤンキース」と分析。「CBSスポーツ」も同様の予想をするなど、米メディアの間では、黄金期の再来が期待されるメジャー随一の名門球団が大谷争奪戦に勝利するとの見方が強い。なお、10位はヤンキースからFAとなったトッド・フレイジャー内野手となっている。
大谷争奪戦に全力を注ぐとも言われているヤンキースは、二刀流右腕を獲得でいるのか。それとも、大谷は違うチームを選択するのか。いずれにしても、結論が出るまでにしばらくの時間を要することになる。(Full-Count編集部)