小田急はダイヤ改正にあわせて、運転士・車掌・駅係員の制服も一新する。写真は、左から駅係員、乗務員の新デザインと現業長デザイン。(写真: 小田急電鉄の発表資料より)

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 小田急電鉄は、小田原線代々木上原〜登戸間の複々線全面使用開始に伴い、2018年3月より新しいダイヤに改正、運行する。ダイヤは特に朝の通勤時間帯を中心に大幅に改正される模様だ。

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 主な変更点としては、「快速急行」が新たに登戸に停車し、多摩線への運転が開始されるほか、平日の朝の通勤時間帯に限り、上り方向に運転停車駅の少ない「通勤急行」と経堂に停車する「通勤準急」を新設することとなった。

 また、これまでの「準急」停車駅に新たに千歳船橋、祖師ヶ谷大蔵、狛江が加わり利便性を高めるほか、特急ロマンスカー「モーニングウェイ号」をはじめ、「メトロモーニングウェイ号」「メトロえのしま号」を新設する予定だ。

 こうした取り組みの結果、ラッシュピーク時の列車本数は1時間当たり27本から36本に増え、予測ではラッシュピーク混雑率が現在の192%から150%に軽減される。これは現行だと身体が触れ、常に圧迫感を感じるというものから、楽な姿勢で新聞や雑誌を読むことができるというものにまで改善されることになる。

 さらに通勤時間帯に快速急行を増発して運転することにより、登戸・町田など他の線から利用者が流れ込む主要駅などから都心方面への所要時間が9〜14分短縮される。

 このほかにも通勤時間帯に通勤特急ロマンスカーを増発することにより、座って通勤できるほか、始発列車を増発することにより、特急以外でも座って通勤できる機会に恵まれるようになる。

 ダイヤ改正は夜の運行にも及ぶ。帰宅時間にあたる新宿発18時から0時の快速急行や千代田線直通列車を中心に列車を増発し、朝と同様帰宅時の混雑緩和と利便性の向上を図る。

 複々線化がそもそも輸送サービス全般の改善を図る一丁目一番地の策でもあったため、ダイヤ改正による通勤・通学の利便性の向上は初電の繰り上げと終電の繰り下げまでにおよんでいる。より快適でスピーディーな通勤を提案できることで、沿線の活性化にも大きく貢献できると言えよう。

 改正ダイヤの実施は2018年3月。詳細は決定次第、同社のリリース記事やWebサイトで知らせる予定だ。