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自動運転カー技術を開発する米Waymoは11月7日 (現地時間)、アリゾナ州フェニックスの公道で、完全自動運転モードによるテスト走行を開始したことを公表した。数カ月中には、アーリーライド・プログラムへの参加を希望した一般の人たちを招いたテスト走行も行う計画だ。WaymoはGoogleの自動運転カー研究開発プロジェクトを前身とし、昨年12月に独立して現在は米Alphabetの子会社である。

これまでの公道を使った走行テストではテストドライバーが運転操作に関わっていた。完全自動運転モードは文字通り、テストドライバーが運転に関わらない自動運転カーによる完全なセルフドライブである。走行テストは、フェニックス郊外のチャンドラーにおいて、一部の走行テスト車両から開始、順次拡大していく。

Waymoの目標は自動運転カーの実用である。Googleの自動運転カー研究開発プロジェクトだった2009年に、米国の20都市における自動運転の走行テストで350万マイルの走行距離を達成した。テストコースでは、稀少なケースにも対応できるように20,000人の利用シナリオによる様々なテストを実施し、安全性と適応性を高めた。完全自動運転モードは安全機能として自動運転のバックアップを備え、安全に運転を停止させられる機能も備える。一般の人たちを招いたプログラムでは、通勤・通学、外出先からの帰宅など、生活の中で自動運転カーを活用してもらう。

Waymoが想定しているのは自家用車やライドシェアリングだけではない。ロジスティクスや公共交通機関まで、幅広い自動運転カーの普及を目指しており、自動車メーカーのFiat-Chrysler、ライドシェアリングサービスのLyft、レンタカーのAvisといったパートナーと開発を進めている。アリゾナ州は天候が安定していて道路の状態が良く、また自動運転カーの規制が緩やかであるため、自動運転カーの開発を手がけるテクノロジー企業が同州に拠点を置いている。カリフォルニア州のように事故の記録を公表する義務が課されないが、Waymoは走行テストのセーフティ・レポートを公開して、安全な自動運転を実現するためのテスト走向への理解を求めている。