韓国観光公社が「2017年の海外旅行の実態および2018年の海外旅行のトレンド展望」と題する報告書を出した。写真は皇居。

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韓国では昨今、空前の海外旅行ブームが起こっており、10月の大型連休には国内最大の国際空港・仁川(インチョン)空港の1日当たりの利用者数が最多記録を更新した。

こうした中で6日、韓国観光公社が「2017年の海外旅行の実態および2018年の海外旅行のトレンド展望」と題する報告書を出した。今年に入り1回以上の海外旅行を経験した18歳以上の韓国人1000人を対象に行った調査結果をまとめたもので、変わりつつある韓国人の海外旅行の実態を分析・把握するのに役立つデータが詰まっている。

これによると、「来年も海外旅行に行く意向がある」と答えた人の割合は全体の90.3%に達し、2018年も韓国人の海外旅行市場はなお成長が続くことが予想できる。また旅行の時期は「夏、学校の夏休み期間」との回答が最も多く、「行きたい旅先」は日本が48.7%でトップ、次いでベトナム(36.8%)、タイ(29.2%)などが挙がった。一方で、日本と同じく近場の中国を挙げた人の割合は16.7%にとどまった。

2017年の1年を通した海外旅行の回数は平均で2.6回。13年の1.2回から毎年増え、平均旅行期間も5.9日と前年の5.7日から延びている。しかし旅行経費でみると約144万ウォン(約14万7600円)で例年よりも減った。この背景には格安航空(LCC)路線の充実があるとみられるが、一方で「海外旅行目的地の選択理由」として最も多い43.1%の人が「低価格」を挙げていることも注目だ。

「海外旅行の満足度」に関する問いには80.2%が肯定的に回答、目的地別では「日本」と「グアム・サイパン」への旅行者の満足度が同点で最も高くなった。一方、満足度が最も低かったのは「中国」への旅行者だった。

さらに目的地別の「安全度の評価」では「シンガポール」「日本」の安全が高く評価され、「フィリピン」が最も低かった。

なお、韓国ではごみのポイ捨てや落書きなど国内外の観光客のマナー・エチケットの問題がたびたび取り沙汰されるが、「海外旅行でのエチケットの水準」を聞いた質問には、回答者の17.6%が「韓国人のエチケットは優秀」と答えた反面、37.4%が「エチケットが足りない」と自己評価した。(提供/Bridge・編集/Minami)