あおり運転問題で日本人は欧米に学べることがある

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高速道路の追い越し車線で無理やりクルマを停めたことで起きた不幸な死亡事故により、危険なあおり運転や路上での暴力行為などのロードレイジ問題が社会問題となっている。路上での無用なトラブルを避けるためには、どうしたらよいのだろうか。(ジャーナリスト 井元康一郎)

にわかに注目されるようになった
道路上のトラブルやあおり運転

 神奈川県の東名高速道路上で1台のクルマが他のクルマを無理やり停め、もみ合っているうちにトラックが衝突、停められたほうの乗員2名が死亡するという悲惨な事故を契機に、道路上でのトラブルやあおり運転がにわかに注目されるようになった。

 路上トラブルは、実は今に始まったことではない。ずっと昔から日常的に起こっていたことで、運転年数の長い人であれば、経験したり、目にしたことは一度や二度ではないであろう。交通をめぐる喧嘩を表す「Road Rage(ロードレイジ)」という言葉も昔から存在していたものだ。

 欧米では万が一の事故の際に、自分の正当性を主張するための証拠を確保するという目的で、運転中の動画を自動的に撮影するドライブレコーダーの普及がかなり前から進んでいた。そのドライブレコーダーはしばしば路上トラブルを捉えることもあり、その様子は動画投稿サイトでいくらでも見ることができる。

 その一方で、日本ではなぜか、諸外国に比べてドライブレコーダーの普及が遅れ気味であったが、今回の事件を知り装備するユーザーは確実に増えるものと考えられる。事故だけでなく、暴漢に襲われたときの証拠動画も簡単に撮ることができるからだ。

 先に開催された東京モーターショーでも、ドライブレコーダーのコーナーは見物客への対応でもちきり。出展したオーディオメーカーの担当者は「生産が間に合わず、お客様をお待たせしている状況。生産量が増えてコストダウンが進めば、そのうち安全装置に統合されるなど、当たり前の装備になっていくかもしれませんね」と語っていた。

 さて、世界中の道路にはびこるロードレイジだが、なぜ起こるのだろうか。

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