A代表合宿に初参加のMF長澤和輝

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 ドイツからの逆輸入Jリーガーだ。所属する浦和での今季リーグ戦出場はわずか6試合ながら、ハリルホジッチ監督からはACL上海上港戦でのプレーが評価された。

 異色の初代表、MF長澤和樹(浦和)だが、日本代表の雰囲気に溶け込むのはさほど難しくなかった様子だ。「知っている選手が多くいるから」という言葉どおり、ケルン時代のチームメイトであるFW大迫勇也を筆頭に顔見知りは多く、ランニング中は笑顔を浮かべることも多く見られた。

 10月31日の代表メンバー発表会見。「守備も攻撃も運動量が豊富で、守備の役割をしっかりこなしつつ、攻撃でも何かをもたらせる数少ない選手」とハリルホジッチ監督から評価された。そのハリルホジッチ監督とは、ケルン在籍時に大迫を視察に来た際に会って話したこともある。

 監督として指導されたのは今回が初めてだが、「分かりやすく選手に伝えてくれる。守備ならこういうポジションで、ここからこう出ていけというような指示が分かりやすい」と好印象を抱いている。

 ブラジルに対しては「個人技がすごくありますし、チームとしても世界トップレベル。攻撃も守備も自分たちより確実に良いと思う。今日の練習でやったように、組織としてどうやれるかと、個としてどれだけできるか」をテーマに掲げた。

 ケルンでの生活を2年で終え、浦和に完全移籍で加入し、昨季はJ2千葉にレンタル移籍した。今季、浦和に復帰すると、ACLでは決勝に進み、日本代表にも選ばれた。「チャンスはいつ巡ってくるか分からない。やり続けることが次のチャンスにつながるかもしれない」。気負わずに自分の力を発揮することで、W杯への道を切り開けるか。長澤の挑戦が始まった。

(取材・文 矢内由美子)


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