中国ホテル業界の発展の情況を見ると、ミドルクラスでは、中国国内の企業が激しく競い合っているが、高級ホテルではいまだに外資系が先頭に立っている。しかし、この局面は今後打破される可能性がある。資料写真。

写真拡大

中国ホテル業界の発展の情況を見ると、ミドルクラスでは、中国国内の企業が激しく競い合っているが、高級ホテルではいまだにマリオットやヒルトン、インターコンチネンタルのような外資系高級ホテルが先頭に立っている。しかし、この局面は今後打破される可能性がある。経済参考報が5日付で伝えた。

▽中国の風土や習慣になじまない外資系高級ホテル

外資系高級ホテルの中国進出は、改革開放の初期にまでさかのぼることができる。当時は主に外国人顧客向けで、ホテルのマネジメントからサービスまで全てにおいて西洋風を取り入れた。だが、今では、高級ホテルの消費の主力が中国人になったにもかかわらず、ホテルのマネジメントモデルはいまだに過去のままだ。

中国のホテル企業は高級ホテルの分野では、外資系高級ホテルとの間にまだ差がある。しかし、これは中国のホテル企業の発奮を妨げる要素にはならない。まず、中国には巨大な市場ニーズがある。次に、中国国内の企業は著しく発展している。そして、インターネット技術の革新に加え、若者の考え方も変化している。

市場ニーズは生産を推し進める原動力である。STRGlobalのデータによると、2017年7月までに、中国は約3億の客室を新設しようとしており、ホテル市場の成長の勢いはアジア1位となっている。さらに、ビジネス旅行に関しては、中国は世界で最も大きい市場でもある。

中国のホテル企業はエコノミー型ホテルの発展段階を経て、今はミドルクラスにおいても頭角を現し始めている。その中で、橘子水晶や全季といった企業は、個性を求める顧客ニーズへの対応、モバイル決済などの面において、外資系企業に比べて少しも遜色がない。

そのため、マネジメントの経験と能力において中国企業が欧米企業に追いつけば、中国人のニーズをより良く満たせる国内の企業が外資系企業の独占する局面を打破するとされている。

▽中国企業のアセットライト転換

中国の五つ星ホテルは不動産業界と同じように、供給過剰、高レバレッジ比率などのプレッシャーを抱えており、大量の資金で不動産物件を建てる、または買収するような拡張方式はもう利かなくなっている。従来の持続不可能で資源を消耗する生産方式を持続可能な知識輸出型の生産方式に転換させることが鍵となっている。

アセットライトには現金の保証、ブランド影響力の拡大、金融リスクの削減といったメリットがある。しかし、注意すべきなのは、アセットライトの過度の拡大と依存にはリスクがあるということだ。ブランドや特許、管理、知的財産のような無形財産は拡張も速ければ、価値の下落も速いのだ。

そのため、国内のホテル企業はアセットライトの転換をすると同時に、資産の価値を維持することにも力を入れる必要がある。そうすることで、資産価値の維持は企業の融資により良い保証を提供し、アセットライトによって十分な現金を保証しながら金融リスクを下げることもできる。(提供/環球網・編集/インナ)