「WTAエリート・トロフィー珠海」 の大使シュテフィ・グラフ(ドイツ)は土曜日、セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)からマルチナ・ヒンギス(スイス)まで、そしてユリア・ゲルゲス(ドイツ)からアシュリー・バーティ(オーストラリア)まで、そしてその間の様々なトピックスについて語り、最近の女子テニス界の状況について述べたとWTA公式サイトが報じている。

日曜日、「WTAエリート・トロフィー珠海」において、WTAのレジェンドのグラフは、セレナはグランドスラムシングルスで24回優勝というマーガレット・コート(オーストラリア)の生涯記録を絶対に破ることができると思うと語った。

グラフは様々な話題について語ったが、そのうちの一つはセレナのグランドスラムでの23回の優勝についてであった。セレナは妊娠を発表する前の「全豪オープン」で優勝し、グランドスラムシングルスのタイトル数でオープン化以降のグラフの記録を破った。

グラフいわく「この成績の多くの部分はセレナのドライブの技によりもたらされたものだと思います。そしてそれが彼女がやりたかったことなのでしょう。伝え聞いたところによると、彼女は出産後テニスに戻ることを望んでおり、彼女のキャリアの今までを見るに、もしそうすることを視野に入れているなら、それを追求し達成するでしょう」

彼女はまた、以前のライバル、ヒンギスの引退についても率直に語った。

彼女は「シングルスからの引退後も、彼女を見るたびに驚嘆していました。私たちはエキジビションで何回か試合をしましたが、彼女のプレイは相変わらず素晴らしかった。だからダブルスと混合に復帰してきてくれて本当に楽しみでした」と語った。

「彼女がシングルスから引退するのは寂しかった。もうちょっと彼女のプレイを見ていたいと思いました。だって彼女は本当に巧妙なスタイルと信じられないようなハンドを持っていたから。でもダブルスや混合に残って、ツアーで画期的な結果に到達した彼女を見るのは楽しかったわ。繰り返すけれど彼女の才能ならもっと長くやれたかもしれません。本当に信じられないほど素晴らしいんですから」

グラフは2人の偉大な選手についての考えを述べた後、2017年に台頭した2人の選手、同郷のゲルゲスと、バーティについても語った。

ゲルゲスは2017年のシーズンで復活を遂げ、アンジェリック・ケルバー(ドイツ)を抜いてドイツNo.1となった。

グラフは「私はかなり長い間彼女のキャリアを追ってきましたが、今年は彼女にとって素晴らしい年でした。快進撃を続け、モスクワの後にも8つか9つの試合を立て続けにこなしました。今年は決勝に何度も進みました」と語る。

「ショットに自信を取り戻し、メンタルも強くなり、落ち着いています。同じドイツ人として今日もいい試合をすることを望んでいます」

バーティについては、グラフと夫のアンドレ・アガシ(アメリカ)は、当時10代だった彼女がラスベガスのクリニックを訪れた際に会っており、2017年のツアー復帰に強い印象を受けている。

「バーティに会ったのはそのキャリアの最初期でした。彼女は復帰して、そのキャリア初期のプレイスタイルによってすべての選手を驚かせました。彼女がどうやってテニスに復帰してきたのか詳しいことは知らないのだけれど、本当に信じられないようなストーリーです」

「今年の彼女を始めから終わりまで見ていたけれどとても上手かった。ツアーへの復帰の速さには驚かされました。オーストラリア人選手のテニススタイルはいつだって興味深いけれど、彼女もその1人です。彼女のハンドは素晴らしく、大きなポテンシャルを秘めています。テニス界への復帰は本当に素晴らしいことです」

このトーナメント大使になって2年目のグラフは今週はずっと現場にいて、珠海テニスセンターで活動し、センターの高層ビルの最上階でアナスタシア・パブリウチェンコワ(ロシア)とテニスもした。

「中国に来るのはずっと楽しみでした。何年か前に珠海に来てと頼まれたときはとても嬉しかったわ」

「このトーナメントは開始から3年たちますが、選手たちの様子からもこのトーナメントの重要性が感じ取れると思います。この大会は1年のうちで重要な位置を占めるようになりました。そしてこの地方では、ほかにもたくさんのトーナメントが開かれるようになっています」

「このような状況がこのまま続けば、きっと多くの若者や小さい子供がテニスを始めるきっかけになるし、テニスはますます普及するだろうと思います」

セレナは来年には復帰すると見られており、どんな復活を遂げるかも注目だ。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「WTAエリート・トロフィー珠海」 の大使であるシュテフィ・グラフ
(Photo by Power Sport Images/Getty Images)