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<アジア歴訪の最初に日本を訪れたトランプ夫妻。いつもの硬い表情と違い、とてもリラックスして穏やかな様子だったわけは?>

ドナルド・トランプ米大統領は3日間の日本滞在を終えて今日、韓国に飛び立った。普段は毎日のように強硬発言やツイートを繰り出すトランプも、日本にいる間は珍しいほど穏やかだった。元モデルのメラニア夫人も終始、露出の少ないコンサバなファッションで、アジアで初の訪問国となる日本の文化に敬意を払い、リラックスして見えた。

あながち気のせいではないかもしれない。今夜滞在する韓国では、政府も市民もトランプの強硬な対北朝鮮政策が戦争を招くと反発している。さらにその次に控えるのは中国の習近平国家主席とロシアのプーチン大統領。今回のアジア歴訪で、唯一、気のおけない相手が日本の安倍晋三首相だったのは想像に難くない。

だが、だからといって安倍の首脳外交が成功だったことにはならない。焦点の北朝鮮政策については、「さらに圧力を高める」ことで一致した、ということしかわからない。現実にどのような駆け引きで日米首脳は合意したのか、それは、今後のトランプの中国との話し合いや北朝鮮に対する反応を待つしかない。もしそこで日本の安全を犠牲にする話が出てくれば、安倍のトランプ歓待は完全に茶番で浪費だったことになる。

以下は、日本滞在中のトランプ夫妻の貴重な写真集。

まずは、あまりにも有名になったこちらの写真から。迎賓館の池の錦鯉に餌をやる場面だ。


Jonathan Ernst-REUTERS

日本では、枡の中身を一気にぶちまけたトランプに「餌のやり過ぎ」などの批判が集まっているが、アメリカではまったく別の批判も飛び出した。厚かましい本性を丸出しにしたとか、決まりごとを守るのが嫌いで堪え性がない、等々の人格批判だ。ニクソン元大統領のスキャンダル「ウォーターゲート」を文字ってこれを「koi(鯉)ゲート」と揶揄するメディアもある。もっとも、最初に中身をぶちまけたのは安倍のほうなのでトランプを責めるわけにもいかないのだが。

次は、普段の氷のような表情からは別人のようなメラニア夫人。安倍昭恵首相夫人と共に東京都内の小学校を訪ねたときだ。初めての習字も堂に入っている。


Toshifumi Kitamura-REUTERS

両陛下を表敬訪問


銀座の宝飾店「ミキモト」で本物の海女さんに会う

Katsumi Kasahara-REUTERS

さてその効果やいかに? 残りのアジア歴訪から目が離せない。

ニューズウィーク日本版ウェブ編集部