恋愛研究家の六波羅ナオトです。

筆者は常々考えていることがあります。それは、女性の人生において、ルックスの良し悪しで周囲の待遇が天地ほどの違いが一生を通して影響を及ぼすことです。もちろん、筆者が改めて提言するまでもなく、女性のみなさんは自身で痛感していることでしょう。

女性に限らず、男性もルックス次第で得する局面はありますが、女性のソレとは比較にならない程度。女性にとっては、社会の不条理さや男性主導社会に憤りを感じる部分でもあると思います。

例えば、芸能界で例えると、アイドルやグラビアなどルックスで売り出したタレントは、男性の場合は年齢を重ねても渋みを増したり、大人の男性の雰囲気を醸し出して俳優やタレントとして長く活躍できますが、女性アイドルの場合、余程の「何か」がない限り年齢を重ねても「劣化した」とか「終わった」と囁かれ、いつの間にか観なくなってしまう人も少なくありません。

今回は、そんな女性の人生における美女の優遇され具合について考えてみたいと思います。恋愛とは直接関係しないと思われがちですが、皆さんがこれから年齢を重ねて経験するであろう恋愛や色恋沙汰にも影響しますので、参考にしてください。

イケメンも得することはあるが能力が第一

男性目線からすると、女性ウケするようなイケメンが得する場面は、人生の要所要所であります。子供の頃、クラスでリーダーシップをとっていた男の子は、ケンカが強かったり、スポーツが堪能だったり。当然、女子にもウケが良く、男女から慕われる存在の子がリーダー的存在だというのが典型でしょう。もちろん、イケてるルックスも兼ね備えていたかもしれませんが、必ずしもマストではありませんでした。繊細な顔立ちで華奢な男子は、女子にモテはしましたが、万能というワケにはいきませんでした。

やがて大人になり、社会に出てもそれは同様で、ルックスが良いと取引先のウケは良いかもしれませんが、まずは能力ありきです。ブサメンであっても、能力が高ければ周囲から評価され、さらに能力が高い人は起業して巨万の富を得ています。ここまでくるとブサメン度合いは、ほぼ意味をなくし、男女関係なく人々を引きつけます。

もちろん、男性でもルックスをウリにする職業はあります。ただ、やはり女性に比べると、そのニーズは少なくかなり限定されます。また、女性を相手にしたり、女性と一緒に仕事をするような職業の場合は、ルックスがマストでないにせよ、女性にキモがられるようなブサメンよりはイケメンのほうが有利に働くことがありますが、それでも能力あってのことです。

総括すると、男性はブサメンであっても、能力次第でいくらでもリカバリできるということです。これは、恋愛においてもいえることで、見た目が悪くても男性の経済力だったり、地位だったりに惹かれる女性も少なくないため、自分はブサイクだからと言って美女とつきあうことを諦めることもないワケです。

美女の優遇され具合はイケメンの比ではない

一方、女子のほうはというと、子供時代は見た目がカワイイ子がダントツで人気者。もちろん成績優秀やスポーツが得意などが盛られると、さらに男子ウケが良いですがそれはあくまでもオプション扱い。端正な顔立ちの女子は、親もその気になるのか、ファッションやヘアースタイルも大人顔負けの洗練されたものでした。

その傾向は、小中高と年齢があがるにつれて顕著になり、女子のリーダーシップはルックスの良い子が定番。美女であれば美女であるほど、男女関わらず人望を集め、グループが出来上がります。クラスや学年にカワイイ子が複数いると、派閥間で対立が起こることもありました。

こうして、女性の美への追究は男性目線だけでなく、女性目線からもカワイイ子がモテはやされ、「美女が優遇される」環境が整っていきます。

あるアラサー女子が筆者にこのようなことを言いました。「女性のヒエラルキーは何歳になってもカワイイかどうかで決まる」と。つまり、自分よりカワイイ子が上、カワイくない子が下といったような、ピラミッド構造が出来上がるとのこと。しかも、それは自分が認めたカワイさではなく、周囲の人が見てカワイイかどうかだそうです。さらに、その周囲の人とは、男性は含まず女性目線のみで決められると語りました。

筆者的に、このコメントには少し疑問があったので、数人の女性に対して「そうなの?」と質問してみたところ、そのほとんどが「その通り」「わかる」と答えました。また、全肯定しないまでも「自分はそう思わないけど、そういう傾向の人は多い」と話す女性がいたのも事実です。

男性目線からすると、にわかに信じがたい基準ですが、女性の間でそうした美への追究や願望があり、男性からのモテとは違った次元が存在することを踏まえると、やはり女性自身が幼少の頃から美人ほど優遇されるというを肌で感じ取っていたのではないかと思われます。

かわいいは正義!そのためにも日々努力をするのが、女子なのです……。

〜その2〜では、さらに美女ほど優遇される女性の人生、加えて見た目が悪い女子が冷遇され、美女との格差は天と地ほどあることについて考えてみたいと思います。〜その2〜に続きます。