不倫夫もDV夫も死ねー!! 妻たちの叫びが笑えて泣ける『だんなデス・ノート』

写真拡大

「事故ニュース 見るたび思う 次おまえ」

 これは書籍『だんなデス・ノート 』(宝島社)に掲載された、旦那に贈るデス・ノート川柳の一篇。旦那の死を願う女性達による投稿サイト「だんなデスノート」をまとめたのが本書です。

 意外や意外、サイト管理人は男性で、ホストからコンサルタントまで様々な職歴がある牧田幸一朗さん。モラハラ、DV、性的虐待など深刻な悩みを抱えている女性は多くいますが、そんな女性の孤独をやわらげ、はけ口になるようにと、このサイトを立ち上げたそうです。

◆笑える、泣ける…クソ旦那のオンパレード

 一読したところ、出るわ出るわ、他人様の旦那なのに私までついクソ呼ばわりしたくなる旦那たちが。匿名の投稿だから全部が事実とは限りませんが、リアリティを感じます。

 以下、投稿のほんの一部を引用してみると…。

「クソ野郎が不倫してた(中略)。しかも相手全部同級生。(中略)家庭内別居で地獄の肩身の狭さを味わわせてるところ。本当に死んでほしい。せめておまえが死んで金よこせ。」

「人間失格クソ旦那です。1人目生まれても浮気。2人目妊娠中はベトナム人と浮気。土日は仕事とウソついてベトナム人と会ってました。(中略)あんたのすべてが嫌い。どうか死んでください。お願いします。もう楽になりたいです」

◆「まるで道具やん私。」

 そんな大嫌いな夫と、夜の営みをするのがイヤでしょうがない、という投稿も多数あります。

「寝ている時に勝手に生で入れてきたり。ていうか今まで一度も避妊してくれへん。まるで道具やん私。(中略)マジ死ねハゲ」。こんな旦那もいるようで、もう笑えないレベルに突入です。

 さらに「旦那に性病うつされて不妊になった。死ね死ね死ね早く死ね……」、ここまでくると酷すぎて泣けてきます。

 一度は、死がふたりを分かつまで、と誓い合ったのに、今や片方が強烈に相手の死を願ってる事態。

「育毛剤に脱毛剤をぶち込んでやる!」とか「おまえのアドレス登録名『塵』」とか、クスッと笑える投稿もありますが、ギャグっぽい口調に深刻さが見え隠れして、感情が揺さぶられます。

「女性の立場は弱いんです」と本書の管理人が言うように、おおっぴらに叫べないからこそ、こういったサイトがにぎわうのでしょう。婚活中の女子が読んだら落胆する事例が満載ですが、もし結婚予定の彼がいるなら本書をそっと見せてはいかがでしょう。彼が「悪いのは妻だ」とマジギレたら、結婚を考え直したほうがいいかも?

◆別れない妻たちの復讐とは…

 つい最近、タレントのいしだ壱成の離婚原因になった、度肝を抜く“結婚7か条”が話題になりました。「帰宅時に45℃のお風呂を準備」「ドレッシングは7種類用意する」などのルールを妻に課し、守らないと「ふざけんなあオラァ!」と怒鳴ったといいます。

 実際、「亭主関白」とモラハラやDVの境界線って、夫側と妻側で意識が違うと思いませんか。

 たとえば「ブスでババアで気がきかない」と妻を人前でこき下ろす旦那。おそらく旦那には、妻をなじっている自覚はないのでしょう。一番恐ろしいのは、そこです。結婚した途端に妻を自分の所有物だと勘違いするさまは、幼稚すぎてあきれてしまいました。

 死んでくれと願うくらいなら、別れればいいじゃん、とも言えます。でも「別れられるのならとっくに別れてるよ、クソが!」という叫びが、本書からは聞こえるのですよ。子供が小さい、何らかの理由で働けない、等々の理由がある人もいるでしょう。

「昨日はあいつの歯ブラシで排水溝掃除。ボディタオルで風呂掃除♪」と、ラップでも口ずさむように、笑顔で掃除する妻が浮かびます(妄想してスッキリしているだけかもしれません)。

 ねえ、旦那様たち。妻がかりそめの笑顔で頑張っている間に、自らを省みてもらえませんか。日本人男性の寿命が極端に短くならないことを願って。

<TEXT/森美樹>