トランプ米大統領が7日正午、米国大統領としては25年ぶりに、文在寅政府発足後、初めて韓国を訪問した。トランプ氏は1泊2日の日程の間に、平沢駐韓米軍基地の訪問をはじめ、韓国大統領府で米韓首脳会談と共同記者会見を行う。最後には、朝鮮戦争の慰霊が祭られている国立顕忠院を訪れ、献花する予定だ。

北朝鮮問題の平和的解決策を主に議論 文大統領の「均衡外交」も試験台に 

 文大統領の就任以来、3回目となる今回の米韓首脳会談では、何よりも北朝鮮の核・ミサイル問題を解決するための同盟強化と平和的解決策について意見の違いを調整する様相だ。

 韓国内の専門家らは、北朝鮮に対する「戦略的忍耐」は終わったと宣言したトランプ氏が再び軍事オプションに触れる可能性もあるが、それよりは、実効性のある経済的、外交的制裁措置についてコンセンサスを確認すると分析する。このほか、原子力潜水艦など、米国の最先端武器の導入と在韓米軍の防衛費分担金の問題なども議論されるだろうと予想した。

 いっぽう、文大統領が3日、チャンネル・ニュース・アジア(CNA)とのインタビューで言及した「米中との均衡外交」にも韓国マスコミが関心を寄せている。先日の日米首脳会談(6日)をはじめに、今回の米韓首脳会談(7日)、米中首脳会談(9日)、中韓首脳会談(10〜11日の間)が順次予定されているだけに、北朝鮮問題に対する各国の意見の違いを埋めることができるか、注目が集まる。

極左勢力が主導する反米デモ、一般民衆からも批判の声

 トランプ米大統領の訪韓に合わせてソウルでは、220以上の団体が反トランプデモを申請、警察は暴力行為を阻止するために警戒レベルを強化している。

 これらのデモを主導する各団体長が過去に極左勢力の統合進歩党員だったことが明らかになり、問題になっている。2014年に韓国の憲法裁判所に「北朝鮮式の社会主義実現を目的とする」との違憲政党だと判決を受けて解散した統合進歩党は最近、北朝鮮挑発の中で反米、反THAAD(高高度防衛ミサイル)デモを展開し、復活を試みている。

 反米デモは韓国大統領府から100m、米国大使館から10m、宿泊施設から300m離れたところで行われる予定。「集会・デモの自由を確保するための最低限の措置」と韓国警察側は説明した。

(翻訳編集・齊潤)