2018年の手帳市場には、卓上カレンダーなのに持ち歩ける、モバイル卓上カレンダーが多く登場しています。そのひとつ、カール事務器の『カレンダー手帳』は、文具ソムリエールの菅 未里さんが監修。女性ならではのこだわりが随所に活かされています。いったいどんなところにこだわったのか、5つのポイントについてご紹介しましょう。

文具ソムリエールの菅 未里さん。『カレンダー手帳』は7月開催の文具・紙製品の日本最大の展示会「ISOT」で発表され、菅さんも会場でPRを行ないました。

卓上カレンダーとしても、手帳としても使える1冊2役の『カレンダー手帳』各1950円。A5サイズ。

こだわりについて紹介する前に、まずは菅さんが『カレンダー手帳』を監修することになったきっかけについてお話ししましょう。カール事務器の社長からお誘いをうけ、年始に会社を訪れた菅さん。カール事務器が取引先にお年賀で渡していたカレンダーを見て、「素晴らしい」と感激したそうです。

「私の父は卓上カレンダー派なのですが、持ち歩き用に手帳を使っています。そのまま持ち歩ける卓上カレンダーが欲しいと探していたので、カール事務器さんのカレンダーを見た時に、コレだって思いました。ページが開かないようにバンド留めしてあるのですが、卓上置きする時にはそのバンドがストッパーにもなって、機能的なんです。こんなステキなものがあったのかと驚きました」と菅さん。

カレンダーに並々ならぬ関心を持つ菅さんに、社長が「市販できるように一緒にやってみませんか?」とオファーしたことから、今回、監修を手掛けることになったそうです。

裏表紙が2枚あり、その間にバンドを通すことで、立脚のストッパーになっている。

『カレンダー手帳』の5つのこだわり

菅さんがこだわったポイントとは……。

その1……万年筆のインクが広がらない紙質

「手帳である以上、まず紙質にこだわりました。万年筆のインクが広がったり、蛍光ペンを引いた時に裏までにじんだりしない紙質を選びました。フリクションペンで書いた文字を消す時に、紙がフニャッとよれてしまわない強さも大切です。そして紙の色は修正テープを使っても悪目立ちしない白を選びました」

しっかりした厚めの紙で万年筆で書いてもにじまず、キレイに書ける。※実際の商品は黒色のリングになります。

その2……キュートでエレガントなリバティ社製の生地

「持ち物に華を添える上品なリバティ社製の生地を使用した4種類と、男性でも持ちやすいシックな黒レザー(レザー調の素材)を使用したものの計5種類を考えました。表紙は布貼りですが、表紙の裏は紙貼りにしています。両面とも生地にすると重くなることもありますが、表紙の裏には名刺などを入れるポケットを貼り付けたり、ふせんを貼ったりするので、紙の方が便利だと考えました」

(左上から)レザー、アンジェリカ・ガーラ、ペッパー、ストロベリーシーフ、スザンナ。

その3……バンドやリングの色とのマッチング

「バンドの色や太さ、リングの色や大きさにもこだわりました。リングの大きさはノートを増やした時でも、ページをめくりやすいように14mmを選択。リング部分だけでも販売して、リングの色を変更して、アレンジが効くようにしています。1つの柄に対して、最低でも2つのリングの色は合うように、色の微妙な調整を行ないました」

別売りの『ルーズリング6穴 14mm』350円。ホワイト、ブラック、ピンク、イエロー、ライトグリーンの5色展開。

その4……市販のA5/20穴のルーズリーフの活用

「カレンダーはしっかりした厚めの紙を使っていますが、付属のノートは薄い3mm方眼を使っています。リングは取り外し可能なので、ノートがなくなったら市販のA5/20穴のルーズリーフを使って下さい。資料を挟みたい場合は、カール事務器の『ゲージパンチ』を使えば、20穴のバインダーに対応した穴を開けることができます」

リングピッチはA5/20穴のルーズリーフと同じ。印刷した紙資料を綴じたい場合は、カール事務器の『ゲージパンチ』(2500円)を使うと簡単。

その5……インデックス付きの仕切り紙3枚を付属

「カレンダー部分とノート、予備のルーズリーフと使用済みのノート、仕事とプライベートのノートなどを区別するために、仕切り紙を3つ付けました。カレンダーはノート部分からでも月が確認できるよう、インデックスの両面に数字を印刷。表からでも、後ろからでも、月を見やすくしています」。

インデックス付きの仕切り紙なので、目的のページがすぐに開けやすい。※実際の商品は黒色のリングになります。

「リバティ柄の4つではCARLという社名ロゴが金文字になっているのですが、黒表紙の『レザー』の場合はゴールドだと目立ち過ぎるので、あえて型押しにして控えめにしています。『レザー』はシックな黒色なので男性ウケがいいですね。プレゼントにもおすすめだと思います」と菅さん。

11月になり、そろそろ来年の手帳について考える時期。スケジュールアプリを利用している人などは、デスクでも予定が見やすい、このようなマルチな手帳に乗り換えてみては?

カレンダー手帳
 http://www.carl.co.jp/product/calendar/
  

取材・文/綿谷禎子