U2のボーカル・ボノ氏(2017年7月24日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

写真拡大

【AFP=時事】アイルランドのロックバンド「U2」のボーカル、ボノ(Bono)氏が6日、自身が投資したリトアニアのショッピングモールに脱税の疑いがあると報道されたことを受け、「苦悩している」と明かす一方、こうした報道を歓迎すると語った。同氏の投資については、タックスヘイブン(租税回避地)に関する新たな資料、通称「パラダイス文書(Paradise Papers)」で明らかになった。

 英BBC、英紙ガーディアン(Guardian)などがパラダイス文書の情報として伝えたところによると、ボノ氏は2007年にリトアニアのショッピングモールを買収したマルタの企業に出資。リトアニアのウテナ(Utena)にあるこの企業は違法な会計手段を用いて4万1500ポンド(約620万円)を脱税していた疑いで現在、当局の捜査を受けているという。

 BBCとガーディアンが入手した声明文でボノ氏は、投資は受動的で少額だったと説明しながらも「非常に苦悩している」と述べている。問題となっている企業の経営陣からは「税法に準拠している」と聞かされていたという。

 ボノ氏はまた、パラダイス文書に関する調査報道について「歓迎している」とも述べた。

 パラダイス文書は英領バミューダの法律事務所「アップルビー(Appleby)」から主に流出。国際調査報道ジャーナリスト連合(ICIJ)が提携メディア各社と共有し、富と権力を持つ人や組織が用いている租税回避法の内幕を明らかにしている。
【翻訳編集】AFPBB News