ロシア革命百年を前に、その惨禍を記した書籍「致命的なレーニン(Lethal Lenin)」が出版された。(中国地下文学流亡文学文献館)

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 ロシア革命から百年が経った今、世界初の共産主義国家が誕生した地では共産主義がもたらした惨禍に対する反省が行われている。最新の世論調査によると、ロシア革命を誇りに思わないと答えたロシア人は94%に上り、否定的な意見が大多数を占めた。さらに最新の研究は、武装した市民が酔っ払いだらけだったため、ロシア革命ではなく「酔っ払い革命」だったと皮肉を込めて呼称した。災難を作り出したレーニンの遺体を赤の広場から引きずり出して埋葬すべきとの呼び声も高まっている。

「酔っ払い革命」がもたらした災難

 世界的に共産主義が退潮を迎える今日、ロシア革命を「十月社会主義革命」と呼ぶのはもはや共産主義者に限定されている。多くのロシア知識人や学者はロシア革命を記念すべきでないと考えている。米国メディアVOAが報じた。最新の研究は、ロシア革命が勃発した際に裕福な家庭や貴族の酒蔵が襲撃され、町中が武装した酔っ払いに占領されたため、皮肉の意を込めてロシア革命を「酔っ払い革命」と呼んだ。

 共産主義者のプロパガンダも歴史事実により打ち砕かれている。レーニンとその率いるボリシェビキは貧困にあえぐ労働者や兵士を率いて革命を起こしたわけではなく、ドイツ帝国の援助を得たうえで、二月革命で成立したやや民主的な政権を革命で転覆させた。この事実は多くの研究が示している。

 共産主義は社会に混乱をもたらした。心理学の角度からロシア革命を研究するショガロフ氏によると、ロシア革命後には文字通り妻子を共有するなど淫乱な風潮が社会に蔓延し、みだらな集会が至るところで行われていた。「フリー・ラブ」や「性の解放」は1970年代のヒッピー文化を想起されるかもしれない。しかし実際には旧ソ連が伝統的な家族を崩壊させるための思想であり、共産主義の根本的な思想の一つだ。

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犯罪者を展示すべきではない 高まるレーニン埋葬の声

 

 歴史学者のアンドレイ・ズーボフ氏は、ロシア革命の先導者レーニンとその後継者スターリンはロシアの2大犯罪者であり、ヒトラーのように遺体を焼かれるべきだったと主張する。

 ロシア・チェチェン共和国のラムザン・カディロフ首長もレーニンの遺体を埋めるべきだと主張し、ロシア下院の自由民主党党首イリノフスキー氏も彼に同調した。イリノフスキー氏によると、スターリンの遺体が埋められた時彼はまだ15歳の少年だったが、邪悪の象徴を埋めることに周りの大人たちはみな嬉しそうだった。レーニンの遺体を運び出し埋葬する日には、邪悪の象徴がもう一つ取り除かれたとして人々は喜ぶだろうとイリノフスキー氏は言った。

 ロシア大統領選に立候補した元キャスターのクセニア・ソブチャーク氏もレーニンの埋葬を主張し、当選後にはレーニンの埋葬を最初に命ずるとしている。ロシア・トゥデイの報道によると、ソブチャーク氏はSNS上でスターリンがロシアを100年も後退させたと批判し、「スターリンほど自国民に対し許しがいた罪を犯した者はいない。この点は疑う余地もない」「スターリンはロシア国民を虐殺しただけでなく、最も才能のあるロシアのエリートを殺害した。すなわちジェノサイドだ。スターリンはロシア文化圏を破壊し、今日に至るまで回復することができていない」とSNSに書き込んだ。

 哲学者イーゴリ・キュベス氏によると、ロシア革命後にレーニンやスターリンが行ったジェノサイドにより、ロシア人口が大幅に減少した。

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 ロシア政府のコントロール下にあるとも言われる「イズベスチヤ」紙は、ボリシェビキが起こした革命がもたらした負の影響は良い影響を上回るとますます多くのロシア人が考えていると報道した。

 イーゴリ・キュベス氏は、ロシア革命百年後の今、ロシアは打開策を見出さずにいるが、この局面を打開するためには東欧諸国のように歴史を直視し反省しなければならないと主張する。「多くのロシア人は今でも歴史に無感覚であり、ロシア社会は今でも共産主義の犯罪行為に対し十分な反省ができていない。」

 さらにロシア科学アカデミー社会科学研究所が行った最新の世論調査によると、ロシア革命を誇りに思わないロシア人は94%に上った。有名な歴史学者ピボヴァロフ氏は、ロシア革命は恐ろしい災難だったと結論付けた。

(翻訳編集・文亮)