米のトランプ大統領夫妻の滞日2日目の昨日(2017年11月6日)は、天皇、皇后両陛下を皇居に訪問した後、日程の大半が赤坂の迎賓館で回った。この日は首脳会談で北朝鮮の核・ミサイル問題が話し合われ、最大限の圧力を続けることで一致したが、騒ぎの割には内容の乏しいものに終わった。

北朝鮮の拉致被害者・家族との面会も迎賓館で行われた。トランプ氏は、9月の国連総会で、アメリカ大統領として初めて日本人拉致被害に触れ、特に13歳で拉致された横田めぐみさんへの行為を「人道にもとる」と激しく非難した。この日の会合は約30分、トランプ氏は出席者の一人ひとりと握手を交わし、北への圧力を話したが、めぐみさんの父、滋さん(84)は体調不良で欠席だった。母、早紀江さん(81)は、「大統領のご尽力を願うばかり」という。

トランプ大統領は、「みなさんの家族について、悲しい話を伺った。安倍首相とともに、彼らが愛する家族の元に戻れるよう努力します」と話した。また、2002年に帰国した曽我ひとみさんは、大統領から「帰国できてよかった」と声をかけられたという。

晩餐会に現れたピコ太郎さん

日米首脳会談、会見から夜の安倍首相夫妻招待の晩餐会まで、迎賓館一帯は招待客のにぎやかな顔ぶれで華やかな雰囲気に包まれた。異色はタレントのピコ太郎さん。実はトランプ氏の長女イヴァンカさんの娘、アラベラ・ローズちゃん(6)がピコ太郎さんのファンで知られていたという次第。

パイソン柄の和服にパンサー柄のストールで現れたピコ太郎さんだったが、記念写真は撮ったものの、トランプ氏からは「ストップ」と歌うのを止められたとか。本人も、「この格好で行ったんですが、(会場に)入って2秒で後悔しました」と笑わせていた。ただ、メラニア夫人からは小声でリクエストがあって、歌ったという。

そのメラニア夫人は午後早い時間に、安倍昭恵夫人と京橋の築地小学校を訪問。お習字で「平」、昭恵夫人が「和」と書いて見せた。

司会の国分太一「拉致被害者の家族は、何人もの大統領と話をしているが、今回は進展しているとみていいのか」

堀尾正明アナ「トランプ氏は、金正恩委員長が拉致被害者を返したら、多くの特別のことが始まるだろうと言っている。ただ、06年にブッシュ大統領も努力を約束したが、その後核・ミサイルに重点が移って、頓挫している。今回もリップサービスに終わらないでほしい」

トランプ大統領夫妻は7日午後、横田基地からソウルへ飛び、さらにアジア歴訪を続ける。