在韓米軍・烏山空軍基地に着陸する米大統領専用機「エアフォース・ワン」=(聯合ニュース)

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【ソウル聯合ニュース】トランプ米大統領が7日午後0時半ごろ、ソウル南方の在韓米軍・烏山空軍基地(京畿道・平沢)に到着し、韓国での最初の訪問地である米陸軍基地キャンプ・ハンフリー(同)へ向かった。

 トランプ氏はこの日、アジア歴訪の最初の訪問先だった日本をたち、大統領専用機で烏山空軍基地に到着。韓国の康京和(カン・ギョンファ)外交部長官と趙潤済(チョ・ユンジェ)駐米大使に出迎えられた。韓国政府はトランプ氏の到着と同時に21発の礼砲を放つなど、国賓訪問にふさわしい歓迎行事を行った。

 トランプ氏はその後、ヘリコプターでキャンプ・ハンフリーへ移動した。このヘリは時速240キロで、迎撃ミサイル警戒システムと弾道ミサイル防衛システムなどを備え、機内から米ホワイトハウスや韓国国防部との暗号化通信も可能とされる。

 キャンプ・ハンフリーではブルックス在韓米軍司令官(韓米連合軍司令官兼務)をはじめ、米陸軍第8軍と米第7空軍の両司令官ら在韓米軍の首脳部が迎えるようだ。

 ブルックス氏は非公開でトランプ氏に韓米連合軍司令部の現況や、北朝鮮の核・ミサイル開発と脅威の実態など朝鮮人民軍の最新動向、朝鮮半島の安全保障情勢、北朝鮮の核・ミサイル脅威に対する韓米連合防衛態勢などを報告する見通しだ。在韓米軍司令部の移転先であるキャンプ・ハンフリーの整備状況など在韓米軍基地の移転についても報告があるとみられる。

 トランプ氏は続いて、韓米連合軍司令部に所属する両国の将兵たちと一緒に昼食を取りながら、韓米同盟と北朝鮮抑止の務めをねぎらう。

 キャンプ・ハンフリーは、韓米両国が2003年から本格推進してきた在韓米軍基地移転事業により米陸軍第8軍が移ってきた基地で、完成間近。米陸軍の海外基地としては最大で、1468万平方メートルの広さに韓米双方の計513棟の建物が立つ。

 在韓米軍基地の移転事業は、ソウル・竜山基地を平沢などに移す事業と、京畿道・議政府と東豆川の基地を平沢や大邱に移す事業の二つに分かれる。前者の事業費9兆ウォン(約9200億円)は韓国が、後者の約7兆ウォンは米国がそれぞれ負担する。トランプ氏は在韓米軍の駐留経費負担(思いやり予算)について韓国の負担増を要求しているが、キャンプ・ハンフリー視察は韓国が韓米同盟にいかに寄与しているかを認識する機会になるとの観測もある。