東京からだと移動にやや時間がかかるが、“西の宿”で推したいのが「松宝苑」。平湯温泉、福地温泉、新穂高温泉など5つの温泉地が点在する奥飛騨温泉郷の真ん中、新平湯温泉にある一軒宿だ。

松宝苑(最寄駅:松本駅)

 松宝苑の魅力は建物の風情、料理、温泉のトータルのバランスの良さ。堂々たる佇まいの母屋は120年の古民家を移築したもので、豪雪にも耐える太い柱や梁とモダンな調度品との調和が見事だ。ご主人自らが腕をふるうお膳形式の夕食も、この宿を何度も訪ねたくなる理由のひとつ。お造りや前菜の「壱の膳」、飛騨牛や渓流魚が並ぶ「弐の膳」、ご飯や汁ものの「参の膳」に加えて、飛騨牛のステーキや鍋など囲炉裏料理も味わえるという豪華さ。 大自然に抱かれるという言葉がぴったりの内湯や露天風呂の風情はもちろん、温泉好きも納得の泉質の良さ。女性にも喜ばれる「三拍子そろった宿」で、記念日の宿としてもおすすめだ。

1泊2食

名産の飛騨牛は、ステーキで味わうほか、カルパッチョなどアレンジを加えて登場

夕食の一例。季節ごとの山里の幸を盛り込んだ、ボリューム満点の飛騨のごちそうが3つのお膳で提供される

松宝苑

岐阜県高山市奥飛騨温泉郷一重ヶ根205-128 ☎0578-89-2244 チェックイン14時/アウト10時 
1泊2食12000円〜※休前日同料金 [交]【電車】JR松本駅からバスで約90分 【車】長野自動車道松本ICから約90分 ※日帰り入浴不可