レーザー光による検出・測距システム開発キットの製品イメージ(トリマティス提供)

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 トリマティス(千葉県市川市、島田雄史社長)は、レーザー光による検出・測距システムの開発キットの商用化を実現、近く市場投入する。高出力かつ短パルスの波長を放出できる半導体レーザーの光源部品と受光部品、制御基板をセットで提供する。自動車の自動運転向けのレーザーセンサーや生産機械の位置決めセンサーなどへの応用を見込む。価格は400万―500万円を予定。年20―30台の販売を目指す。

 対象物にレーザー光を照射し、反射する光の性質を読み取ることで、物質の検出や距離を計測できる。同技術は「LIDAR」(ライダー)と呼ばれる。発売するキットは、同技術の要素技術をまとめたもので、各種のセンサー開発に役立つ。

 トリマティスは半導体レーザーの回路設計技術に強みを持つ。これまでにピーク電流150アンぺア、パルス幅30ナノ秒(ナノは10億分の1)で駆動する半導体レーザー用ドライバー回路などを製品化してきた。

 今回は同社の手がける半導体レーザーに最適な受光基板、信号処理のための制御基板などを組み合わせて提供し、ユーザーの利便性を高める。半導体レーザーの種類はユーザーの用途に応じてカスタマイズして提供する。

 大出力で短パルスのレーザー光をセンシングシステムに用いることで、測定範囲の拡大や感度の向上が図れる。同社の製品は特に、高い検出感度が必要な用途や、水中・高湿などの特殊環境下でのセンシングをターゲットにするという。