Twitterに「1ツイート3万5000字」可能なバグ。発見者はフォロワーのTL崩壊招いたとしてアカウント停止
Twitterのバグを突き、1ツイートで3万5000もの文字を含むツイートを投稿したユーザーが現れました。ただ、このユーザーはフォロワーのタイムライン表示を崩壊させたとして、即座にアカウントを停止されました。Twitterの文字制限を大幅に破る投稿を行ったのはドイツ人Twitterユーザー、TimrasettとHackneyYT。Twitterは現在、一部ユーザーを対象に従来140文字だったツイートの文字数制限を280文字にまで増やす試験運用を実施しているものの、問題の2人が投稿した1ツイートあたり3万5000文字にものぼります。

原稿用紙にして87枚半という量はまさに桁違い。日本語と英文は違うとはいえ、1ツイートにちょっとした短編小説をまるごと収めたと考えれば、その長さがよく分かるはずです。

ただ、問題のツイートによって、彼らはフォロワーのタイムラインを意味不明の文字列で埋め尽くし、崩壊させてしまう問題を引き起こしました。このためTwitterは即座に彼らのアカウントを停止、ツイートも削除することとなりました。



また別のTwitterユーザーhexwaxwingが指摘しているように、問題のツイートは短縮URLの処理における問題を突いていたと推測されます。問題のツイートはすでに削除済みですが、Internet Archiveで見ることができます。

その後、2人から謝罪があったためTwitterはアカウントを復旧させました。またTwitter広報はすでに2人が悪用したバグは修正したと伝えています。

ただ2人はいずれも、復帰のツイートから推測するに再びTwitterのバグを探しまわっている模様です。しかし、Twitterはバグの修正を報告するとともに「Twitterルール」のページにあるいわゆる「べからず集」の抜粋をあらためて紹介しています。

以下はそのTwitterルールより。
Twitterを快適で安全な環境にするために、Twitterへのアクセスや利用にあたっては以下の行為を禁じます。

・Twitter、TwitterのコンピュータシステムまたはTwitterのプロバイダーのテクニカルデリバリーシステムの非公開部分にアクセスするか、これを改ざんまたは使用すること(TwitterのBug Bountyプログラムで明示的に許可されている場合を除く)。

・いずれかのシステムやネットワークの脆弱性を調査、スキャン、テストすること、またはいずれかのセキュリティ手段や認証手段に違反したりこれを回避したりすること(TwitterのBug Bountyプログラムで明示的に許可されている場合を除く)。

・Twitterのサービスに対するウイルスの送信、オーバーロード、フラッディング、スパミング、メールの大量送信、またはTwitterのサービスを妨害する、もしくはTwitterに過度の負担を与えるためにコンテンツの作成をスクリプト化することを含む(ただしこれらに限定されない)方法により、いずれかの利用者、ホストまたはネットワークのアクセスを妨害または中断すること。