「持ち物は人を表す」とはよく言われること。時計や靴には気を配っていても、傘までこだわっている人はなかなか少ない。ビシっとスーツで決めていてもビニール傘じゃアンバランスだし。
 
ここに紹介するのはイタリア製の折りたたみ傘「Kjaro」。濡れたまま傘をカバーに入れる、下のタンクをちょいとひねると傘についた「水」がシャッと出てくる。
雨の日に地下鉄で隣の人を濡らすこともなく、傘も最高級のファブリックを使っている。カバーは、本場イタリアのなめし革で使うほどに馴染んでくる。

 
実際に使ってみると分かるけど、水を出すのがなんだか気持ちよくて雨の日が少し待ち遠しくなってしまった。

特許技術が「水」をしっかりキープ


傘の水滴は防水加工されたカバーの内部を通って、最下部にある4ccのタンクに集まる。このタンクは特許技術を活かして製造され、カバーを逆さまにしても水は垂れてこない。

あとはタンクをひねり、水を外に出すだけ。止水ジップを採用し、開口部分からのモレも防いでいる。最初の試作品では、空のペットボトルをカットしてタンク代わりに使っていたため、逆さまにすると水がモレてしまっていたらしい。その後、試行錯誤を繰り返し、特許を取得するまでに至った。

「一生モノ」の折りたたみ傘

すべて手作業で行われており、職人を見つけるのが大変だったとか。カラーバリエーションも豊富でショルダーストラップなどもついている。

一般的に、長い紳士傘と違って折りたたみ傘は、構造が複雑なので壊れやすい印象。そこで「Kjaro」はアルミ製フレームで、「だぼ」(傘の各関節部分)にはグラスファイバーを使用することで耐風性能を実現。

傘のファブリックは実際に触ってみると傘というよりは「シート」に近い印象で、イタリア国内で最高級の防水素材を採用しているらしい。傘をまとめるバンド部分はマグネット式でマジックテープのような裏表を気にする必要はなし。

カバーは52ユーロ(約6,800円)、傘本体は92ユーロ(約12,500円)、カバーとセットで購入すれば117ユーロ(約15,300円)+送料と決して折りたたみ傘として安い値段ではない。

制作したデザイナーのAngelo Vadruccio氏にその点を聞いてみたところ「確かに他の製品と比べると高い、手作業で作っていることや使っている素材もコストになっている、その理由は長く使って欲しいからなんだ。だから機能にも美しさにもこだわっている」とのこと。

日本へ発送は可能で購入はこちらから。ぜひ、あの「水」を出す快感を味わってみてください。

Licensed material used with permission by Kjaro