「家が狭いから」「古くて使い勝手が悪いから」を言いわけに、インテリアや収納の質を上げることをあきらめていませんか?そのあきらめ、もったいない!工夫とひと手間で劇的に台所仕事は楽しくなります。ESSE編集部では、逆境をものともせずに、おしゃれで使い勝手のいい空間を手に入れた達人のお宅を訪問。すてきなキッチンを見せていただきました。築50年、50平米の団地に6人で!楽しい暮らしを支えるのは、プチ改造したキッチンでした


古さや狭さを克服するための、とっておきのアイデアを紹介してくれるのは、築50年、約50平米の団地に家族6人で暮らす大塚沙代さん。一般的に4人家族に必要な広さは50〜95平米といわれているので、かなりコンパクトなお住まいです。約2年ほど前に団地に引っ越してきてからというもの、少しずつ手を加えて、お気に入りのキッチンに仕上げました。じつは今、大塚さんのように、ちょっと懐かしいレトロな団地に移り住み、DIYしたり、リノベーションしたりして、好みの雰囲気に変えるというスタイルがはやっているのです。●キッチンカウンターにはアイデアが満載!


大塚さん宅のキッチンは約2畳ほどと狭小!引っ越してきたときにまず手を加えたのがそのキッチンでした。「築50年とつくりが古いので、設備機器などすべてのサイズがコンパクト。背の高い私がそのまま使うには料理もしにくいし、収納も使いづらい。そこで夫に協力してもらってオリジナルのキッチンカウンターをつくりました。背の高さに合わせた作業台や、場所を取らずにものがしまえるようにするなど、出し入れのしやすさを工夫。賃貸なのでもちろん現状復帰できます」。●ワザ1 フライパンはスライド式


キッチンカウンター下には、レールにフックをつけてスライド式の収納バーを手づくり。「さっと引き出すだけですぐにフライパンが手に取れる快適さが気に入っています」。●ワザ2 ひねるだけ!片手で取れる調味料ホルダー


「使いやすさはもちろん、見た目にもこだわった自慢のアイデアです」という調味料入れ。


あきビンのフタをキッチンカウンターの棚裏にネジを使って固定。空中収納にすることで場所を取らず、使うときはひねるだけで取れて戻すのもラクラク。●シンク側は空中収納を上手に活用!


既存のままの小さいシンク周り。扉に木彫のカッティングシートをはったシンク下の収納スペースは、不十分なうえに、ものの取り出しが不便でした。そこで、大塚さんは空中収納を採用。キッチンの使い勝手を飛躍的にアップさせています。さらに流行のサブウェイタイル風リメイクシートを正面の壁にはって、おしゃれに見える工夫をするなどインテリアにも手を抜いていません。●ワザ3 キッチンツールは有孔ボードに


収納やインテリア達人が今注目しているアイテム、有孔ボードをシンク周りで活用。欲しいものがすぐ手に届くつり下げ収納をとり入れました。コンパクトであることを逆手にとって、キッチンのコックピット化に成功!「シンク横にある冷蔵庫の側面に引っかけるように設置しました。S字フックで道具をつっておくと、引き出しなどにしまい込んでいるよりも断然使い勝手がいいですね。なによりプロのキッチンっぽくてかっこいいでしょ!」。●ワザ4 食器洗いグッズも空中を活用


6人家族の大塚家では、シンクが食器ですぐにいっぱいに!大混雑のシンクに食器洗いのグッズがあると、使いづらいうえに、汚れものも収まらない…。そこで思いついたのが、ステンレス製のカゴに、スポンジや洗剤を入れてつるすアイデア。「取りやすいし、なにより道具が乾きやすいのもメリットですね」。

いかがでしたか? コンパクトであることを克服&武器にしてキッチンの使い勝手をアップするアイデア。おかげで大塚さんは、毎日料理するのが楽しくなったそうです。そんな大塚さんのアイデアはESSE12月号「大好きがいっぱい! みんなの幸せキッチン」でもチェックできます。キッチンにちょっと不満が、という人はぜひ参考にしてみてください。

<撮影/山田耕司 取材・文/ESSE編集部>