ベトナム中部ダナンで、冠水した道路(2017年11月5日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議を数日後に控えたベトナムで、台風23号(アジア名:ダムレイ、Damrey)が同国中部を襲い、少なくとも49人が死亡した。災害当局が6日、明らかにした。

 APEC首脳会議の開催地である中部ダナン(Danang)も台風の被害を受けた他、ここ数年で最悪の洪水により全面的に冠水した地域も数か所出ている。

 ダナンの被害は深刻ではないものの、国連教育科学文化機関(UNESCO、ユネスコ)の世界遺産(World Heritage)に登録され、15世紀にさかのぼる建築群で知られる古都ホイアン(Hoi An)は大規模な洪水に見舞われている。

 当局によると、同国中部および南部4省では6日、広範囲にわたる地域が冠水。行方不明者少なくとも19人の捜索が行われており、死者数はさらに増えるものとみられている。

 ニュースサイトのVNエクスプレス(VNExpress)によると、グエン・スアン・クオン(Nguyen Xuan Cuong)農業・地方開発相は5日の緊急会合で、「全被害地域で深刻な脅威に直面している。湖や川は全て満杯だ」と語った。

 台風23号が上陸した4日以降、住民3万人あまりが避難し、約11万6000棟の建物が浸水または損壊の被害を受けている。
【翻訳編集】AFPBB News