日立が供給を始める「工場シミュレーター」って何?

「工場シミュレーター」は、生産状況の進捗(しんちょく)や受注量に関する情報などを収集。作業負荷を平準化した生産計画を自動で立案する。一方、「組立ナビゲーションシステム」はCADデータから設計内容や構造情報を取り込み、分解順序と分解動作を分析。その後、適正な組み立ての順番や作業手順書を生成する。
日立は7月に工場向けソリューションとして、無線識別(RFID)タグやネットワークカメラなどを使ったシステムなどの提供を始めた。
今回の新システムについて、大橋章宏情報制御第三本部長は「新システムと既存のシステムを合わせることで、生産計画を最適化するソリューションとして完成した」としている。日立の大みか事業所(茨城県日立市)で製造期間を約50%短縮したシステムを基に、ソリューションとして確立した。