歌手の一青窈が4日、東京国際フォーラム ホールCでデビュー15 周年記念ツアーとなる『一青窈 Tour 2017〜御目見得饗宴〜』の東京公演を開催した。オールタイム・ベストアルバム『歌祭文 〜ALL TIME BEST〜』の楽曲を中心に、新旧織り交ぜた楽曲で観客を魅了した。

ライブのもよう

 先月、アニバーサリーイヤーを飾る初のオールタイム・ベストアルバム『歌祭文 〜ALL TIME BEST〜』をリリース(10月11日発売)。その新作を引っ提げた本ツアーでは、アルバムタイトルにもなっている『歌祭文』(読み:うたざいもん)の起源より、法螺貝(ほらがい)をモチーフにしたステージセットが目を引く。

 その昔、山伏が錫杖を振り回し、法螺貝(ほらがい)を吹いて神仏の霊験などを語り、のちに浪花節として大成する以前、世情を語る俗謡のひとつ、先行芸能としてあったことから現在の歌謡に通ずる想いを馳せ、自身のキャリアを総括したオールタイムベストアルバムのタイトルに配した現れである。

 紗幕の中から歌い上げたBEGIN プロデュース提供曲「会いたかったのは僕の方」で本公演はスタート。第2子懐妊中に楽曲制作に取りかかった中で、BEGINより“現代版こんにちは赤ちゃん”のイメージで提供され、自身のリアルな思いが込められた新曲である。

 続けざまに水野良樹(いきものがかり)の提供楽曲で、高知“よさこい”とのMV共演も話題となった先行シングル「七変化」(NHK-BS 時代劇『伝七捕物帳2』主題歌)と冒頭から新曲披露が続く。

 ここで「みなさんこんばんは、一青窈です。今年10月30日でデビュー15周年を迎えました。みなさんのお蔭です。ありがとうございます! ようこそ、御目見得饗宴ツアーへお越し下さいました!」と、これまでの活動を支えてくれたファンへの感謝の意を述べた。

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 オールタイムベストアルバムを中心としたセットリストで構成されたステージは、その後も新旧織り交ぜた人気曲を次々に展開する。一旦休憩を挟んだ後半のスペシャルメドレーでは一青が振り付け指南のもと、客席と歌い、踊り、一体感のボルテージは最高潮に。

 アンコールでは今なお、世代を越えて愛される「ハナミズキ」などを披露し、大団円を迎えた。鮮烈デビューを果たした「もらい泣き」から15年。これまでの集大成を濃密に体現しながらも、歌い手として円熟の期を迎えた彼女のさらなる躍進を期待せずにはいられない一夜であった。

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