歌手の森口博子と俳優の草刈正雄が6日、都内のホテルでおこなわれた、遊戯具の新機種『SANKYO フィーバー 機動戦士Zガンダム』プレス発表会に出席。この機種に搭載された新曲「鳥籠の少年」を初披露した森口。この「Zガンダム」で歌手デビューをした当時を振り返り「私の人生を変えてくれた」と感慨深く語った。

 『機動戦士Zガンダム』は、地球連邦軍とジオン公国との「一年戦争」を舞台にした『機動戦士ガンダム』の7年後を描いた。ガンダムシリーズ2作目の作品で、放送20年後には劇場版3部作が放映されるなど今もなおファンから親しまれている。

 今回は、同作を盛り込んだ遊戯具(パチンコ)。2400発搭載の現行機では最高クラスのスペックで、盤面、演出、全てが新しいという。更に、3Dで表現され、2段可変ギミックも。また、楽曲は往年の楽曲「Z・刻を超えて」「水の星へ愛をこめて」など14曲を搭載。うち「鳥籠の少年」「生命の声」の2曲はこのために書き下ろした新曲で、いずれも森口博子が歌う。

草刈正雄と森口博子

 「水の星へ愛をこめて」はテレビ版『機動戦士Zガンダム』のオープニングテーマで、森口にとっては歌手デビュー曲。1985年にリリースされている。この曲をバックにステージに登場した森口は「この曲が流れただけで感慨深いものがある。これを通じてこうして皆さんにお会いできて本当に幸せです」と笑顔。

 また森口は、このデビュー曲に触れて「中学校の卒業アルバムの後ろに社会情勢の欄があって、そこにガンダムのガンプラのことが載っていたぐらい、人気があった。本当に沢山の人が楽曲を手に取って下さってラッキーなスタートになりました。いまだに被災地に行っても小学生も『Zガンダム』の事を知ってくれているんですね。沢山の人と世代を超えて繋がっています。ガンダムで人生を変えて頂きました」と語った。

 森口は、イベント後の囲み取材でも当時を振り返り「32年ぶりにデビュー作品、『フィーバー 機動戦士Zガンダム』を通じて帰ってこられたのが凄い幸せ。これだけ時代が移り変わって色んなアーティストも誕生しているなか、また原点回帰させて頂いて誇らしい」と感慨深く表情を見せた。

 こうして再びアニソンを歌えることについて「デビュー当時はレコード屋さんにレコードを置いてもらえなかった時代。でもMr.Bigのリッチー・コッツェンが実はZガンダムの私のデビュー曲をカバーしてくれて。ライナーノーツをシンディ・ローパーが書いていて、国境を越えてる日本のアニメや文化に皆に育ててくれた」と語った。

 なお、この日は新曲「鳥籠の少年」や「水の星へ愛をこめて」を披露。共にゲスト出演した草刈正雄は「ステージの前で見たかった」とも。対して森口は「ぜひコンサートに来て下さい」と誘っていた。【取材・撮影=木村陽仁】