予算は?喪中の人に贈ってもいい? お歳暮の由来とマナー

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もうすぐお歳暮の時期がやってくる。社会人にとっては欠かせない大切な行事だが、いまいち時期やマナーについてよく分かっていない人も多いのでは?「教えて!goo」にも「お歳暮について」という疑問が投稿されているので、マナーの専門家に詳しく聞いてみた。

■専門家が解説。お歳暮の由来って?

そもそも、お歳暮はどのようにして始まったのだろうか?フリーアナウンサーでビジネスマナー講師の五十嵐由美子さんにお話を伺った。

「『お歳暮』という言葉は、もともとは年の暮れという意味でした。お正月に先祖の霊を迎える御魂祭りのお供え物を、暮れの内に本家に届ける風習が、次第にお世話になった方に贈り物をする習慣へと変わっていきました。やがて贈答品そのものを『お歳暮』と呼ぶようになり、現代に至っています」(五十嵐さん)

「年の暮れ」というと若干アバウトだが、一般的にはいつまでに贈ればよいのだろうか。また、贈るときのマナーについても聞いてみた。

「12月上旬〜12月20日頃までが目安です。のしの表書きは『お歳暮』『御歳暮』です。この時期を過ぎてしまった場合は、のしの表書きを変えます。例えば、『寒中お見舞』『寒中御見舞』『寒中お伺』『寒中御伺』などがよいでしょう。年を越してしまいそうな時には『お年賀』『御年賀』とし、松の内(1月7日)以降は、『寒中お見舞』『寒中御見舞』『寒中お伺』『寒中御伺』として贈ります」(五十嵐さん)

時期を過ぎてしまっても問題ないとのことだが、相手が喪中だった場合、贈っても失礼にあたらないのだろうか?

「相手の方が喪中でも、お歳暮を贈答して問題はありません。ただ、心情的に心に引っかかる場合には、先様に相手を気遣う言葉を添えて、『寒中お見舞』として時期をずらし、忌明け後に贈ってもよいでしょう」(五十嵐さん)

これは覚えておきたい!

■お歳暮の予算やおすすめ商品についても聞いてみた!

また、贈るときに最も迷ってしまうのが値段。五十嵐さんによると、予算は、3000円から5000円ほどが目安なのだそうだ。ただし、

「時代とともにお歳暮の考え方も変わっています。現代は、贈る方の年齢や立場によっても捉え方が様々になり、親しい間柄で気軽に感謝の気持ちを込めて贈られる方も増えているようです。儀礼的な物ではなく、相手の方に喜ばれるものを贈りたいですね」(五十嵐さん)

とのこと。親しい間柄なら、予算に捉われすぎずに、相手の喜ぶものを考えて贈ってあげよう。

「例えば、相手の家族構成や季節感を考えた家族で楽しめるようなお菓子やお酒などといった食料品、ご多忙な方には保存の利く調味料や浴用剤、また贈る方の土地の特産物や話題になっているものなどを考慮して選ぶのもよいでしょう。相手の好みや家族構成などがわからない場合には、お茶や海苔、洗剤石鹸などといった消耗品や保存の利くものを、その他、先方が自由に選べる商品券やカタログギフトなどは、根強い人気があります」(五十嵐さん)

これからお歳暮を選ぶ予定のある人は、ぜひ参考にしてほしい。

(酒井理恵)

教えて!goo スタッフ(Oshiete Staff)