自殺願望のある男女9人の、死体遺棄容疑で逮捕された神奈川・座間市の無職白石隆浩容疑者宅の家宅捜索から、身元を示す診察券、キャッシュカードなどが見つかっている。10代後半から20代、埼玉、福島、群馬などの女子高生もおり、孤独な若者が吹き溜まる異様な世界が現出していた。

 

白石容疑者のアパートからは、女性用の靴7足、5人の女性の所持品とみられるバッグ5個が見つかっている。また、6人については、アパート近辺で携帯電話の位置情報が途切れており、アパートでの殺人につながったものとみられている。

 

自供によると、白石容疑者は、何人かにSNSで呼びかけ、酒や精神安定剤を飲ませて、手にかけていた。自分から死ぬ気は無かったといい、「一緒に死のう」などというのは「全部ウソです」といっているという。週刊文春が入手した動画では、女性の誕生日なのか、ケーキを持ってはしゃいでいる白石容疑者の姿があった。

 

女性とさまざまな関係

 

白石容疑者は、新宿歌舞伎町で風俗店のスカウトをしていたことから、かなりの数の女性と接点を持っており、中には短期間同棲していた女性もいた。うち何人かが、「ビビット」の取材に答えているが、長く続いた関係もあれば、行きずりに関係を迫ったりと、人によりさまざまだ。

 

中で、今回の全容解明につながった八王子市の23歳の女性のケースは、行方を心配した兄が、妹のLINEの書き込みを使って、白石容疑者をおびき出しており、自分が捕まる警戒心もあまりなかったらしい。

 

兄によると、この女性は中学頃から引きこもりがちになり、6月(2017年)に母親が亡くなった後、被害妄想が甚だしく、物音を立てないように生きていたという。SNSで白石容疑者と接点を持つようになったことがわかり、兄が白石容疑者を探り出して、警察に通報していた。

 

白石容疑者はまた、遺体の一部を後から持ち込んだ中型の冷蔵庫に保存していたという。冷蔵庫の内部や台所周辺から血液反応があった。他にキリ、ノコギリ、ヤスリ、ナタなども見つかっている。

 

堀尾正明アナ「9人の中には、死を止めて欲しいと思っていた女子高生もいたという。気の毒だし、おぞましい事件だと思う」

 

赤荻歩アナが「DNAによる身元の照合が実は容易ではない」という。警察庁に登録されているDNAデータベースは約4000件だが、全国の行方不明者の数は、去年だけで8万4850人もいる。

 

雪野智世アナ「SNSで人を集めて殺害するなんてね」

 

国分太一(キャスター)「SNSで未然に防げたという情報もある」

 

いや、その前に、なぜこんなにも「死にたい」人がいるのか。彼ら彼女らには、すでにして居場所がなかったのではないのか。八王子の女性はなぜ、引きこもりになったのか。優しい兄がいながら‥‥。彼らを追い込んだ「加害者」がいたのでは?