ヴァヒド・ハリルホジッチ

写真拡大

2018年のロシアW杯に向け、今月10日と14日にブラジル、ベルギーとの国際親善試合を行う日本代表。だが、1日に発表されたメンバー25人には、香川真司、本田圭佑、岡崎慎司の名はなく、ハリルホジッチ監督は「彼ら本来のパフォーマンスではないと判断した」と説明した。

すると5日、テレビ東京「SPORTSウォッチャー」では、サッカー解説者・セルジオ越後氏がゲスト出演。ハリルホジッチ監督の代表メンバー選出や、これに伴う一連の発言に疑問を呈した。

「このまま(香川、本田、岡崎が)W杯に呼ばれないということがあるんですか?」と訊かれたセルジオ氏は、「まだそれはないと思います」と見通しを示すと、「外すのはいいと思う、調子悪かったら」と前置きした上で、「もっと試合出てない時に(彼らを代表に)呼んでた」などと矛盾を指摘した。

さらに「本田がずっとベンチが多かったミランの時代に、なぜ代表に選んだか、ハリルホジッチ監督が『彼は欠かせない選手だ。存在としてチームに絶対に必要だ』と言っていたところ、多分今回忘れたのね。インタビューが多いから全部は覚えてないと思う」と皮肉ったセルジオ氏。

香川が「理由を訊きたい」と語った点については「その通り」とした上で、「前と変わってないのに、なんでこういうビッグな試合の時に俺らを外すんだって。だから選手も戸惑ってる。残った選手、選ばれた選手がこの3人より大活躍しているとは思わない」と続けた。

また、「6人交代の2試合には(3選手を)呼んでもよかった」というセルジオ氏。ブラジルやベルギーといった世界有数の強豪国と対戦できる機会についても、「W杯のシミュレーションとして考えてやらないといけない。この2試合に『テストする』ってハリル監督が言ってるから10年早いよね、監督として。ブラジルとベルギーに関してベストメンバーで肩を借りるんだっていう気持ちで行くのが日本の立場。ちょっと生意気な発言してますよね」と捲くし立てた。