広大な国土を誇る中国には風光明媚な自然があり、世界自然遺産も数多く存在する。日本とはまた違った雄大な自然には独特の魅力があり、中国人にとっても大きな誇りであるようだ。(イメージ写真提供:123RF)

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 広大な国土を誇る中国には風光明媚な自然があり、世界自然遺産も数多く存在する。日本とはまた違った雄大な自然には独特の魅力があり、中国人にとっても大きな誇りであるようだ。

 実際、中国は世界的に見ても「観光大国」と言えるが、マスターカードがまとめた2017年の世界渡航先ランキングを見てみると、1位はバンコク、2位はロンドン、3位はパリと続き、東京は9位だったが、中国の都市はトップ10には1つも入らなかった。

 中国メディアの今日頭条は2日、中国には豊富な観光資源があり、多くの外国人が観光に訪れているとしながらも、世界渡航先ランキングではなぜトップ10に入ることができないのかと疑問を投げかけた。

 記事は、中国のインバウンドは当初、外貨獲得が目的だったが、経済の発展に伴って目的は変化し、外国人旅行客に対するマーケティングは成熟し、客を受け入れる宿泊業や飲食業も発達したと指摘。今では中国と世界各国を結ぶ直行便が就航し、実際に多くの外国人が中国を訪れているとした。

 しかし、中国を訪れる外国人を国別に見てみると、韓国やベトナム、日本、ミャンマー、モンゴル、マレーシア、フィリピン、シンガポールなどが多く、欧米からの外国人は決して多くはないと指摘。中国には豊富な観光資源と悠久の歴史、そして世界に誇る中華料理という美食もあるとしながらも、それでも世界渡航先ランキングでトップ10に入れなかったのは、中国の都市部の魅力が東京やソウルに比べて劣っているためだと主張した。

 北京や上海はもはや東京に勝るとも劣らないほどの発展を遂げたのは事実だが、観光で何度も訪れたくなる都市かといえば、それは疑問だ。発展はしているが、「北京ならでは」、「上海ならでは」というコンテンツが欠けているようにも見える。しかも、中国の都市部は交通渋滞や大気汚染も深刻化するなど、観光客にとって優しくない部分も多く、マスターカードがまとめた世界渡航先ランキングでトップ10に中国の都市が入れなかったのは、こうした点が理由なのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)