ハリルホジッチ監督と並んでランニングする長谷部誠

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 自身が日本代表になってから4度目、出場するとすれば3度目となるブラジル戦に向け、2か月ぶりに代表復帰を果たしたMF長谷部誠(フランクフルト)は、「ここで手応えをつかみたい」と強調した。

「ハリルホジッチ監督になってから取り組んできているサッカーを、世界のトップレベルの国を相手に試せるのは今回が初めてなので、非常に楽しみな部分がある。ここで内容も結果も出ることによってさらに自信を持てると思う」

 長谷部にとってブラジルは「これまで代表マッチを100試合以上やってきた中で、一番叶わない国というか、一番差を感じている国」だという。だからこそ、「何か手応えをつかみたい」というのだ。

 チーム全体を見れば、メンバーの多くに入れ替えのあった前線の選手以上に、主力がおおむね選ばれた守備陣には「こういう強い相手に対してやることで、後ろも初めて評価される。これまでは後ろが評価されるような相手とやってこなかった」と、キャプテンとして全体を引き締めるような言葉も口にした。

 14年ブラジルW杯でハリルホジッチ監督が率いたアルジェリアの映像を見たという長谷部は、「自分たちもそういう強い相手にどこまでできるか」と結んだ。「質」を追い求めて世界に跳ね返された時代を知るベテランMFは、「実」を取るサッカーのポテンシャルを測るべく、ブラジル戦に臨む。

(取材・文 矢内由美子)
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