4日、米ラジオ局ボイス・オブ・アメリカ中国語版サイトは記事「トランプ氏訪中、習近平国家主席との関係強化が優先課題だ」を掲載した。資料写真。

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2017年11月4日、米ラジオ局ボイス・オブ・アメリカ中国語版サイトは記事「トランプ氏訪中、習近平国家主席との関係強化が優先課題だ」を掲載した。

トランプ米大統領がアジア歴訪に旅立った。8日から始まる訪中を前に、米シンクタンク「外交問題評議会」のアジア研究部長、エリザベス・エコノミー氏がボイス・オブ・アメリカの取材に答えた。

エコノミー氏は「トランプ大統領が訪中で最も得たいものは、第一に習近平国家主席との個人的関係だ。トランプ大統領は外交において、指導者同士の個人的関係を重視している。4月の習主席の訪米ではマールアラーゴにあるトランプ大統領の別荘で首脳会談が行われた。この関係を発展させようとするだろう」とし、具体的な課題としては北朝鮮と貿易が二大テーマになると指摘。「この2つの課題について新たな合意を発表することを希望している」とした。

一方で、対中政策以上に重要なのが、アジア太平洋地域で米国がどのような役割を果たすかを示すことだという。現在、米国外交はトランプ大統領が主導する「アメリカファースト」政策が一本の柱。もう一本の柱がマティス国防長官、ティラーソン国務長官、マクマスター大統領補佐官が支持する政策だ。航行の自由、政治の自由、市場重視の貿易体系という米国の価値観を共有し広める外交政策で、オバマ政権時代の外交と似た内容だ。

エコノミー氏は、トランプ大統領が主導する外交だけではなく、もう一つの外交によって「将来、アメリカがアジア太平洋地域でどのような役割を果たすかを世界に示すことが重要だ」と提言している。(翻訳・編集/増田聡太郎)