攻撃に課題残す浦和、“10番”柏木がACL決勝へ向けて提言 「マンCを参考にすべき」

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鹿島に0-1で敗戦、シュートわずか3本と攻撃面に課題残す

 浦和レッズのMF柏木陽介は、5日の鹿島アントラーズ戦で0-1と敗れた試合後、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝に向けて課題が見えたことを語った。

 そして、マンチェスター・シティのゲームを参考にするべきだと話している。

 浦和は鹿島を相手にしたゲームで、鹿島のプレスをいなしてボールを運ぶことには成功していた。しかし、相手ゴールまでラスト30メートルほどに差しかかるエリアでは1トップのFW興梠慎三の孤立感を解消することができず、決定機を生み出せないまま90分間が流れた。浦和の“背番号10”をつける柏木は、18日のACL決勝第1戦、敵地アル・ヒラル戦を見据えて課題を口にした。

「今日みたいな守備ができれば、そうそうやられる感じはしないんですけど、攻撃のところでは自分と(長澤)和輝が降りてボールを受けないと、前に運べなくなってしまっている。プレスをいなしてはいるけど、いなしているだけになってしまっていますよね。慎三にボールが入った時に、サポートに行ける距離感ではなくなってしまった。自分がボールを持った時に、全員で裏を狙ってしまっているけど、中東のチームはカウンターが速いから、裏を取る選手と受けに来る選手のバランスは見直した方が良いと思う」

 浦和は鹿島の攻撃陣が斜めに走り込んでゴール前を狙う動きにもよく対応しており、マークが完全に浮いてしまうような場面はほとんど作られなかった。こうした守備面での手応えを感じた一方、90分間でシュートわずか3本に終わった攻撃の組み立ての部分で課題が多かった。

マンCは「4-1-4-1で世界で一番上手くプレー」

 柏木は、その解決策としてジョゼップ・グアルディオラ監督が率い、イングランド・プレミアリーグで開幕10戦で9勝1分で首位を走るマンチェスター・シティのゲームを参考にするべきだと話した。浦和は堀孝史監督の就任から4-1-4-1システムを採用しているが、柏木は「世界で一番そのシステムで上手くプレーしているチーム」とした上で、そのアイデアを次のように話した。

「ACLまでの2週間で、シティの試合をみんなで見て参考にするのが良いんじゃないかと思う。良いシーンを切り取って見るのではなくて、45分間でもいいからまとまった時間を見ることに意味があると思う。そうすれば、こういう時間帯はどうプレーしているとか、全体の流れを把握して参考にできると思う」

 浦和からは日本代表として5選手が一時離脱するが、柏木は決戦に向けてチーム全体で試合運びの意思を統一することの必要性を力説していた。

【了】

轡田哲朗●文 text by Tetsuro Kutsuwada

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images