【パリ=三井美奈】スペイン東部カタルーニャ自治州のプチデモン前州首相は5日、滞在先のブリュッセルでベルギー連邦警察に出頭した。

 プチデモン氏は、スペイン司法当局によって国際指名手配されており、ベルギー当局に身柄拘束される前に、自ら出頭を決めたとみられる。

 ベルギー検察の5日の記者会見によると、共に指名手配されたほかの4人の州政府前幹部も同氏に同行。身柄はベルギー判事に引き渡された。判事は同日、審問を開始し、6日にスペインへの身柄引き渡しの是非を決定する予定だという。

 プチデモン氏の弁護人は、引き渡し決定には異議を唱える姿勢を示しており、手続きが長引く可能性もある。同氏は弁護人を伴って出頭したという。

 スペイン検察は同州の「独立宣言」に絡み、同氏ら前幹部計14人を反逆容疑で捜査中。このうち同氏と4人はマドリードの法廷への出頭命令に応じず、3日に「欧州逮捕状」によって指名手配された。この制度では、欧州連合(EU)の犯罪発生国の令状を、容疑者の滞在国が執行できる。拘束から60日以内に容疑者の身柄を引き渡すことが定められている。