米ホワイトハウス高官は5日、訪日中のトランプ大統領が北朝鮮による拉致被害者の家族らと面会するのに続き、8日に韓国の国会で予定している朝鮮半島情勢に関する演説でも拉致問題を含む北朝鮮による人権侵害に言及することを明らかにした。

 同高官によると、トランプ氏は演説で、北朝鮮による日本人や韓国人の拉致に加え、過去数十年間に北朝鮮が繰り返し行ってきた大韓航空機爆破などのテロ行為、米韓軍将兵に対する攻撃、北朝鮮国内での自国民に対する虐待などを非難し、「北朝鮮の金正恩体制の本質に(世界の)目を向けさせる」としている。

 トランプ氏は、今年9月に訪米した拉致被害者の家族と面会した米政権高官らから拉致問題の実情について報告を受けて以降、この問題に重大な関心を寄せており、高官によれば拉致被害者との面会も同氏の希望により実現したという。(黒瀬悦成)