誰もが避けることのできない老眼をメガネで快適に。老眼の症状が早く出る人が増えている。老眼を悪化させないために欠かせない老眼鏡の選び方を紹介。

老眼にならない人はいない あの女優も老眼鏡デビュー

女優の小泉今日子さんが「老眼を使いはじめた」とテレビでカミングアウトし、多くのアラフォー女性にショックと安堵を与えたことは記憶に新しいでしょう。眼科医によると、程度の差はあっても老眼にならない人はいないのだそう。だいたい40歳を過ぎる頃から“手元が見づらく、離せば見える”のを実感するようになります。でも、症状が出始めの頃は、老眼と気づかず放置して、目を疲れさせてしまいがち。特に近頃はスマホで小さい字を手元で見続けることで、老眼の症状が早く出るようになっているとか。また、ドライアイで目が乾く人、近視レーシックを受けた人も老眼になりやすい傾向があります。

ムリして老眼鏡を避けていると悪化する場合も

さらに、老眼なのにメガネを避けていると、目が疲れて、逆に老眼が進んでしまいます。脳に伝わる情報の90%は目から入るので、老眼ではっきり見えていないと、視覚から受けとる情報が減少することで脳への刺激も減少し脳がぼんやりした状態になります。また、肩こりや頭痛など体の不調を引き起こすことにも。無理して不調を招くより、早めに老眼鏡デビューしてしまいましょう。

どんな場面で老眼鏡が必要か詳しくお店の人に話して

老眼鏡といえばメガネをズリ下げて遠くを見る“鼻メガネ”のイメージですが、今のレンズは進化しているのでズリ下げ不要。見た目もふつうメガネと変わらないものが主流です。100円ショップでも老眼鏡が売っていますが、極端に安いレンズには何か理由があるもの。薄利多売の店やセット売りの店だと、10年以上前に開発された古いレンズの場合もあります。快適なメガネを購入するには、どういう場面でどういう使い方をしたいのか、いま何に困っているのかをお店にきちんと伝えることが大切です。時間をかけて視力測定し、十分な説明をしてくれる店を選びましょう。以下に主な老眼鏡の種類を紹介します。

◯室内用

・近近レンズ
近くの2ヶ所に商店が当たる設計で、手元の視野をより見やすくするレンズ。室内を見回したり、かけたまま歩きまわるには不向き。

・中近レンズ
両用レンズの中で一番人気のあるタイプ。手元とテレビ画面くらいまでの2〜3m先まで見える設計です。

◯屋外用

・ 遠近レンズ
遠くを見るためのメガネに、手元用レンズを加えた設計で、老眼が始まった近視の人向き。レンズの上側が遠くを見るためのレンズで、下側が細かい字に対応するもの。

老眼鏡をおしゃれに活用すれば、美肌やシミ隠しなどにも効果が

毎日使うものだから、フレームにもこだわりたいもの。女性におすすめなのが、色白に見える赤いフレームの老眼鏡。赤いフレームは、ノーメイクで口紅をつけていなくても、血色よく元気にみせてくれます。また、用途によっても適したデザインがあります。下記を参考に、自分にぴったりのデザインを選びましょう。

◯持ち歩き用にはフルリムタイプ

レンズの周囲すべてを縁で覆っているフルリムは丈夫。かけはずしが多く、持ち運びする人なら、素材は丈夫なプラスチックを選んで。

◯室内で手元作業ならアンダーリムタイプ

手元専用のメガネで遠くを見ようとすると“鼻メガネ”で老けた印象に。レンズの上の縁がないアンダーリムなら、少しメガネを下げるだけで遠くが見やすくなります。

◯かけっぱなしならハーフリムタイプ

遠近両用のように常にメガネをかけているなら、軽いメタルがオススメ。さらにレンズ下に縁がないハーフリムは、手元を見る時に縁が邪魔せず快適です。

◯目元のシワ隠しならツルが太めのタイプ

レンズ寄りのツルが太めのタイプなら、目元の小じわ隠しができます。また、ツルに飾りがあると、シミなどの肌悩みから視線をそらす効果があります。

執筆:月刊『からだにいいこと』編集 -株式会社からだにいいこと