鹿島をクラブW杯準優勝へ導いた石井監督 photo/Getty Images

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J1の大宮アルディージャは5日、伊藤彰監督と松本大樹強化本部長を解任したことを発表した。同日に、新監督に石井正忠氏、新強化本部長に西脇徹也氏が就任したことも発表している。

今季ここまで5勝9分17敗と苦しいシーズンを送っており、3節を残して降格圏内となる17位に沈んでいる大宮。残留圏内にいる15位ヴァンフォーレ甲府まで勝ち点差「4」と絶体絶命のピンチに立たされているが、逆転残留へ向けて鹿島アントラーズをJ1年間王者やクラブW杯準優勝へ導いた石井監督を急遽招へいした。

伊藤監督はクラブの公式サイトを通じて「5月末の監督就任から約5か月が経過し、いまだにJ2降格圏にいることに、そして3試合を残してクラブを去ることに、本当に申し訳ない気持ちです。ファン・サポーターの方々をはじめとした、クラブに関わる多くの方々の期待に応える結果を出せなかったのは、私の力不足です」と述べた上で「苦しい中でも真摯に取り組んでくれた選手やスタッフに感謝していますし、いつも温かく最後まで応援してくださった方々に心から感謝しています。私自身、大宮アルディージャというクラブが大好きですし、新体制の下で残り3試合を全員が一つになって戦い、J1残留を勝ち取ってくれることを心から願っています」とコメントしている。

一方、クラブの代表取締役社長の森正志氏は、解任理由について「監督就任後の成績はJ1の18試合で3勝8分7敗と、思うような結果につながっておりません。試合結果と試合内容を鑑み、残り3試合というタイミングではありますが、何としてもJ1に残留するために監督交代を決断しました。また、トップチーム全体をマネジメントする強化本部の体制も見直し、松本大樹強化本部長もあわせて交代いたします」と明かした。

そして、新指揮官の石井監督らについて「鹿島で多くの経験を有し、素晴らしい実績を挙げてこられた石井正忠氏に、また強化本部長には選手として、またアカデミースタッフやスカウト担当など、様々な立場で長年にわたってクラブに貢献してきた西脇徹也氏に就任いただきます。両氏とも現在のチーム状況を十分理解した上で、J1残留という目標に向けて全力を尽くすと決意していただきました。クラブとしても全員が一丸となり、新体制をしっかりとサポートしていく所存です」と述べている。

はたして、大宮は新体制のもとで「逆転残留」を勝ち取ることはできるのか。18日の第32節でベガルタ仙台(アウェイ)と、26日の第33節でヴァンフォーレ甲府(ホーム)と、12月2日の最終節で川崎フロンターレ(アウェイ)と対戦予定である。