ベトナム中部ダクラク省で、台風23号の影響で冠水した幹線道路(2017年11月4日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議を数日後に控えたベトナムを台風23号(アジア名:ダムレイ、Damrey)が直撃し、5日までに少なくとも27人が死亡、数十人が行方不明となっている。

 台風23号は4日にベトナム南部に上陸。南部沿岸地域に数十年来で最悪の被害をもたらした。通常、台風はベトナム北部に進路をとるため、これまで南部は大きな被害を免れていた。

 同国の災害対策当局によると、豪雨により複数の市町村で洪水が発生したほか、最大風速36メートルの風で民家などの屋根が吹き飛ばされたり電柱が倒れたりするなどの被害が出た。豪雨や強風で被害を受けた民家は4万棟以上に上っている。

 政府発表によれば、最も被害が深刻なのは白い砂浜で人気のニャチャン(Nha Trang)ビーチががあるカインホア(Khanh Hoa)省で、16人が死亡、10人が負傷した。同省では台風の接近を前に、外国人観光客を含む3万人以上が避難している。

 このほか、APEC首脳会議を控えた中部ダナン(Danang)でも被害が出ている。約1週間にわたるダナンでのAPECは6日に開幕し、米国のドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領や中国の習近平(Xi Jinping)国家主席らが出席する首脳会議などが開催される。
【翻訳編集】AFPBB News