中国東部・江蘇省啓東の港で進水する浚渫船「天鯤号」(2017年11月3日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】中国は3日、「島造成の神器」とも呼ばれるアジア最大の浚渫(しゅんせつ)船「天鯤号(Tian Kun Hao)」を進水させた。国営メディアが4日、報じた。

 中国国営英字紙チャイナ・デーリー(China Daily)によると、天鯤号は3日、東部江蘇(Jiangsu)省の港で進水した。中国は係争中の南シナ海(South China Sea)で人工島の造成を進めており、この船も同様の人工島を造成する能力があるとみられる。天鯤号の浚渫能力は、標準的な水泳用プール3面分の容量に相当する、毎時6000立方メートルだという。

 天鯤号は中国が南シナ海で岩礁や小島を、軍事施設が建設可能な人工島に造成するのに使用した船の大型版になる。来年6月までは試験運用される予定だが、浚渫船としてはアジア最強となる見込みで「島造成の神器」と呼ばれている。

 南シナ海における中国政府の強引な人工島造成の動きは、同海の一部の領有権を主張する周辺諸国との争点になっている。
【翻訳編集】AFPBB News