咳や鼻水といった風邪の諸症状が出たとき、頼りになるのが風邪薬です。ですが風邪薬を服用すると「眠くなってしまう」と訴える人も多くいます。どうして風邪薬を飲むと眠くなってしまうのでしょうか?この記事では、風邪薬で引き起こされる眠気やその対策方法について見ていきます。

眠気は咳や鼻水を止める「抗ヒスタミン」の副作用

市販で売られている風邪薬の中には、咳、鼻水、頭痛や倦怠感などの諸症状を抑えるための成分が配合されています。中でも「抗ヒスタミン薬」は、鼻水やくしゃみといった症状を抑える存在です。しかしこの抗ヒスタミンには、眠気やけだるさを感じる副作用も含まれているのです。そのため風邪薬を飲むと、抗ヒスタミンの副作用によって眠気を感じてしまうというわけです。風邪薬に含まれている成分は、服用したら血流に乗って全身に行き渡ります。薬の役割自体は「鼻水やくしゃみを止める」ことですが成分自体は全身に行き渡るため、ピンポイントで鼻だけに効果が出ずに全身で眠気を感じてしまうのです。

眠気が現れるのは服用してから1〜3時間

風邪薬を服用してから抗ヒスタミンによる眠気があらわれるのは、服用から約1〜3時間ほどの間です。この時間帯が最も抗ヒスタミンの血中濃度が高いのです。ですから、眠気対策をするのなら薬の服用から1〜3時間を目安にしてみましょう。また、風邪薬の服用後は眠気があるため集中力が欠けてしまいます。何か重大な作業や車など機械の運転も極力避けるようにしましょう。タイミングを見ながら上手く風邪薬を服用してくださいね。

風邪薬を飲むときの眠気対策

風邪薬による眠気対策はたくさんあります。例えば眠気を感じたときや感じる前に、日の光を浴びてみましょう。強い光によって脳内物質のセロトニンが分泌され、意識が覚醒していきます。また、風邪薬を服用する直前や直後にカフェインを摂取してみるのも良いですね。コーヒーや紅茶に含まれているカフェインは、摂取してから約15分〜1時間後に脳を覚醒させる作用があります。風邪薬によっては、薬の中にカフェインが含まれていて"眠くならない"タイプもあります。眠気は厄介ですが薬が効いているという証拠でもありますから、風邪薬を服用するときは眠気と上手く付き合っていきましょう。


writer:さじや