「わかる」とはどのようなことか?

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「わかりましたか?」学校に通っていたころ、あるいは塾などで先生からこう問われた経験がある人は多いでしょう。ほとんどの人はそこで「わかりました」といいますが、100%ものごとを理解している人はいないと思います。わかっていないのにわかったふりをしてしまう、これは人間の心理としてあるでしょう。それが勉強ならば後から挽回すれば良いのですが、ビジネスの場面では致命的なエラーを引き起こす原因になりかねません。

わかるとはどのようなものか?

そもそも「わかる」とはどのようなものか。佐藤雅彦による『新しい分かり方 』(中央公論新社)は、「わかる」について記されたエッセイ集です。著者はCMディレクターとして「ばざーるでござーる」「スパシオ」「12個だからダースです」といった数々の作品を手がけてきました。いずれも、簡明なフレーズでわかりやすいものです。さらに「ピタゴラスイッチ」「だんご3兄弟」といった番組もよく知られているでしょう。誰もが知っている「わかりやすい」表現を突き詰めるクリエイターであるといえます。

わかることは嬉しい?

本書では「わかる」ことの魅力は「わかって嬉しい」「わかって腑に落ちる」といった瞬間であると記されています。勉強がわかった瞬間の感動、あるいはパズルが解けた時の感動、そういった「わかる」ことに対する根源的な問いが本書にはあります。きっとあなたの人生設計やビジネスを支えてくれることでしょう。