サウジアラビアのキング・ハリド国際空港で、飛行機待ちをする搭乗客(2017年2月16日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】サウジアラビア当局は4日、首都リヤド(Riyadh)上空で、内戦が続くイエメンから発射された弾道ミサイル1発を迎撃・破壊したと明らかにした。ミサイルの残骸は首都の国際空港の敷地内に落下した。

 イランの支援を受けるイエメンのイスラム教シーア派(Shiite)系反政府武装組織「フーシ派(Huthi)」がこのミサイル攻撃を実施したとする声明を出した。サウジアラビアの首都中心部を狙ったミサイル攻撃はこれが初めてで、イエメンの激しい内戦による脅威の高まりを浮き彫りにした。

 リヤドの住民たちは、ミサイルが撃ち落とされた後、首都のすぐ北に位置するキング・ハリド国際空港(King Khalid International Airport)付近で大きな爆発音がしたと伝えているが、当局は大きな損傷や死者は出ていないと発表した。

 国営サウジ通信(SPA)によると、サウジアラビア主導の連合軍のトゥルキ・マリキ(Turki al-Maliki)報道官は4日、「このミサイルは民間人や人口密集地域を標的として無差別に発射された」と述べた。

 フーシ派系テレビチャンネル「アルマシラ(Al-Masirah)」によると、フーシ派はキング・ハリド国際空港を標的として、リヤドから1200キロ以上離れたイエメン領内からミサイルを発射したと発表した。

 民間航空当局は、同空港は平常通り機能しており、発着便もスケジュール通り運航していると発表したが、住民らは警備車両が一部の道路を封鎖していると話している。

 サウジアラビア軍はこれまで米国から購入した地対空誘導弾パトリオット(Patriot)でフーシ派のミサイルを迎撃・破壊してきたが、ミサイルが今回ほど人口密集地の近くにまで来たことはほとんどない。
【翻訳編集】AFPBB News