2日、環球時報は、中国人の日本に対する認識は時代とともに変わらなければならないとする、南京大学国際関係研究院の朱鋒院長による評論記事を掲載した。資料写真。

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2017年11月2日、環球時報は、中国人の日本に対する認識は時代とともに変わらなければならないとする、南京大学国際関係研究院の朱鋒(ジュー・フォン)院長による評論記事を掲載した。

記事は「右翼政府、歴史問題、米国の舎弟、軍拡や改憲による軍国主義復活」といったレッテル張りは日本に対する認識を短絡化させていると指摘。「総合的な国力で日本を上回り、日本がリードしている分野の差も縮まっている。日本による侵略は永遠に忘れてはならない。しかし、それでもわれわれは安倍晋三首相のようなライバルに対していささかの敬意を持つべきなのだ。日本はなおも中国人が学ぶべき点をたくさん持っている」と指摘している。

続けて、「冷戦後の日本が平和主義を歩むか、民族主義に転向するか葛藤を続ける中で、安倍首相は西側の自由主義と憲法平和主義に庇護された大和民族主義を明確に選んだ。まさに安倍首相の執政によりますます中国の強力なライバルという特性を呈している日本について、われわれはもっと深く知り、理解する必要があるのだ。簡単なレッテルで日本を見下せば、変化しつつある日本に対する冷静な認識を失うことになる」とした。

そして、「日本は中国にとって最も重要な隣国だ。その地理的な宿命は、歴史の得失によって弱まるものではない。安倍政権下の日本は強力なライバルだが、ライバルは必ずしも敵ではない。現代の国際関係において、国同士のけん制と均衡、競争と協力、衝突と制御は、不可欠な基本要素となっている。可能な限り日本というライバルに接触することが、日本に対する認識を改めるうえで必要だ。とどのつまり、日中関係はぶつかり合いながら前進するのである」と論じている。(翻訳・編集/川尻)