記念写真はグリーン上じゃなく(イメージ)

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 男子のプロゴルフツアーは通常、木曜日から4日間、計72ホールで争われる。

 だが、千葉・袖ヶ浦CC袖ヶ浦Cで行われた「ブリヂストンオープン」(優勝賞金3000万円)は、初日が降雨で、最終日が台風21号で中止に。そのため、3日目を終えて2位に2打差の首位に立っていた時松隆光(24)がそのまま優勝と相成った。36ホールの短縮日程ゆえ、賞金ランキングへの加算は規定により50%減額。ただし、主催者の厚意により選手たちには元の額の75%が支払われた。時松も、ランク上は1500万円が加算され、実際には2250万円を受け取った。

「上位にいた選手が、賞金王を争っているトッププレーヤーなら、正規のラウンド数で賞金を満額加算したいので、“恨みの雨”になるのでしょうが、ほとんどの選手にとっては“恵みの雨”。時松も心の中でガッツポーズしたことでしょう」

記念写真はグリーン上じゃなく(イメージ)

 とゴルフ記者が語る。

 時松といえば昨季、“2軍ツアー”で優勝して、3週間後のレギュラーツアー「ダンロップ・スリクソン福島オープン」の出場資格を得ると、そこでいきなりツアー初優勝。更に5日後の「ネスレマッチプレーレクサス杯」に招待され、そこでも優勝。国内史上最高額の賞金1億円を獲得したラッキーボーイ。2日短縮試合は6年ぶりというから返す返すも運が良い男だ。

「時松は今大会が今季初V。賞金以上に、優勝者に与えられる2年シードが嬉しいと思います」

 無論、今年の優勝者らが集う最終公式戦「日本シリーズ」にも出場できる。

「更に、この大会の余禄として特筆すべきが、来夏に米国で行われる『WGCブリヂストン招待』の出場権。今年は松山英樹が優勝し、166万ドル(約1億8800万円)を獲得しましたが、この大会は予選落ちがなく、出るだけで賞金が貰える。今年の最下位の選手も4万ドル超を得ています」

 ラッキーな男だけに、もしかするともしかする?

「週刊新潮」2017年11月2日号 掲載