男性の捜索が行われた山(画像は『蘋果日報 2017年11月4日付「靠打火機撐7天 採效脫困被逮」』のスクリーンショット)

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先月24日から台湾・高雄市桃源区の山で行方が分からなくなっていた男(50歳)が、2日午後に自力で下山し山のふもとの派出所で保護された。しかし採取が禁止されている天然の牛樟芝(ぎゅうしょうし)を採ろうとしていたことから、森林法違反及び窃盗罪で送検された。『蘋果日報』など複数のメディアが伝えている。

牛樟芝は台湾固有植物である牛樟樹にのみ寄生する極めて希少なキノコで、和名はベニクスノキタケ。古くから健康維持や回復に効果があるとされ、別名「森のルビー」とも呼ばれている。現在は国宝級の保護植物に指定されており、野生の牛樟芝の伐採は禁止されている。

『蘋果日報』が報じたところによると男は先月24日、友人と桃源区にある藤枝山に牛樟芝を採りに行き、行方が分からなくなっていた。通報を受け捜索が行われていたが、2日午後に男は自力で下山し、派出所に助けを求めた。

警察によれば、この男は非常に疲れた様子で裸足に薄手の長袖一枚という姿だったという。1週間も空腹のままでいたことから「何か食べさせてほしい」と派出所を訪れたそうだ。

警察の調べに対し、男は友人と待ち合わせをしていた場所に行ったがいくら待っても現れないので、一人で渓谷沿いに山を下りようとしたところ道が分からなくなってしまったと述べている。食料は持っておらず渓谷の水を飲んで飢えをしのいだと言い、熊の親子に遭遇したこともあったそうだ。ライターを持っていたため、夜は木の枝を集めて火をつけて暖をとっていたらしい。

男は警察官が用意した弁当をきれいに平らげるほど元気だったが、申請をせずに山地管制区に入り牛樟芝を採取したことから、森林法違反及び窃盗罪で送検されている。

画像は『蘋果日報 2017年11月4日付「靠打火機撐7天 採蝱男脫困被逮」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 片倉愛)