キャビンアテンダントをやっていたときの「食べても太らない人」の行動を分析してみました。

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「痩せの大食い」の人は実在する

ちょっと食べただけでもすぐに体型に表れてしまう人と、たくさん食べても全然太らない人。その違いはどこにあるのでしょう。

キャビンアテンダント時代には、いわゆる「痩せの大食い」という人をたくさん見てきました。その人達の話を深く聞いてみると、体質もさることながら、食事に関する行動にある共通点が見えてきました。ここでは、食べても太らないという人が行っている食事ルールを徹底解剖いたします。

「好きなものは我慢せず食べています」の真実は?

細身の女性に食事に気を遣っているかどうか尋ねると必ず返ってくる、「好きなものは我慢しないで食べてるの」という回答。これは果たして本当なのか疑問に思っている方も多いはず。

私の分析によると、これは嘘ではないけれど、鵜呑みにしてはいけないという微妙なところです。実際に細身なのに大食いのCA達も、お肉にスイーツに好きなものを思い切り食べ、店員さんにオーダーストップを促されてしまうほどでした。この部分だけ切り取ると、「好きなものを我慢せずに食べている」というのは真実です。

しかし、ここで終わりではありません。その後必ず「調整デー」が入るのです。CAの場合、フライトの日はほとんど睡眠もとらずに一日中働きっぱなしなのに、食事は機内サービスの合間に10分くらいでササッと済ませたりするので、無意識のうちに調整できてしまっているのかもしれません。

また、食べ過ぎが続いた後はスムージーや野菜メインの食事を取り入れているという声もよく聞きます。好きなものを我慢せず食べるの裏側には、このような調整が隠れているので、「ストレスを溜めないために好きなものは食べていいんだ!」というところだけを鵜呑みにしないでくださいね。

イエスマンは太りやすい!?

食べても太らない人というのは、「食べたいものを食べる」という面だけでなく、「そんなに食べたくないものは食べない」という意味でも自分の身体の欲求に正直です。

複数名で食事をしていると、そんなに気分ではないものがオーダーされたり、もう満腹なのに残したら申し訳ないから何とか詰め込むというようなシーンもあるかと思います。食べても太らない人を観察していると、そのような時に「今日は胃がもたれ気味だから、私は遠慮しておくね!」など、サラリと断ることができています。

みんなに合わせないと嫌われちゃうかもとイエスマンにならなくても、本人が心配しているほど、周囲は意外と気にしないもの。無理せず楽しく食事をすることが一番です。

食事時間は賢く逆算

同じ量を食べても、食べる時間によって消費されるか蓄積されるかが変わってきます。

就寝前にたくさん食べてしまうと、蓄積されやすいだけではなく、胃が重くて快眠の妨げにも繋がってしまいます。私自身、CA時代にはフライト後の空腹も眠気もピークという時に思い切り食べてしまい、胃がもたれて眠いのになかなか寝つけないという辛い経験を何度もしたことがあります。

そのような時は空腹を紛らわす程度に食べてすぐ寝てしまい、翌朝すっきり目覚めた身体でたくさん食べる方が賢い方法です。目安として、就寝まで3時間空けられないときは、食事は軽めに済ませることをおすすめします。

寝る時間から逆算することで、その場の欲望に任せて食べ過ぎて後悔することが少なくなりますよ。我慢し過ぎずに賢く食べ、ストレスなくスリムな身体をキープしたいですね。
(文:清水 裕美子)