エドゥアルドは開始早々にミスを犯したが、その後は勇敢に戦った。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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[ルヴァンカップ決勝]C大阪2-0川崎/11月4日/埼玉スタジアム2002

 悔やんでも悔やみきれない――。何度も「本当に起こしてはいけないミス」と繰り返した川崎のエドゥアルドの言葉からは、そんな痛切な思いを感じた。
 
 痛恨のミスは、開始1分に起きた。ペナルティエリア付近への浮き球に反応したエドゥアルドが、クリアしようと前に出る。しかし、伸ばした左足は虚しく空を切り、ルーズボールを拾ったC大阪の杉本健勇にゴール前へ持ち込まれて先制点を奪われた。
 
 普段であれば、ありえない類のミスだ。本人は「そんなに緊張していた感じはありませんでしたが、ちょっとボールの動きが違ったのか……。後半にも同じようなボールがあったんですが、そこは上手く処理できました」と振り返るものの、ファイナルの重圧が判断を鈍らせていたとしてもおかしくはない。
 
 その後はC大阪に守りを固められ、0-1のまま試合終盤へ。エドゥアルドはパワープレーで前線に上がったが、ゴールに絡む仕事ができないままアディショナルタイムを迎える。そして、最後は前がかりになった裏をカウンターで突かれ、90+2分に致命的な2失点目を喫した。
 
「自分たちはフロンターレにタイトルをもたらしたいという想いを持っていましたし、あの失点の後も、逆転を目指してプレーしました」と気丈に語るエドゥアルドの想いは叶わなかった。

 ただ、「あのシーンの後は、そのことを考えずにとにかく最後までやろうと思っていました」と勇敢に戦った24歳のブラジル人CBの心は折れていない。この悔しい経験をバネに、またひとつ成長してくれるはずだ。

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